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ゆとり教育で何が起こった?

競争社会から協調社会へと移っていった

その間に何が起こったか?

周りに気配りのできるマナーの良い人たちが大量生産された

今の子供たちは、そのゆとり世代の育てた子供たちでもあり、

気配りのできるマナーの良さは継承され、

世界一、平和で綺麗で安全な国が出来上がった・・

と言っても、過言ではない。

ところで、ここ30年間の経済が停滞してることも、

ゆとり世代が登場したことと無縁ではないようだ。

定期テスト対策

小学生のテスト対策> 小学校でのテストは各単元が終わり次第、小テストしますし、それによって、習熟度を確認するようになってます。 ですから、生徒の方から「小テストが何曜にあります!」と伝えてくれると助かります、家庭内でも同様で、子が親へ「明日テストがある」ことを伝えられるとよいですね、対策できますから。 理科や社会科にテスト対策も同様です。 例え、指導日でなくても、テスト前日でも来塾出来るようになっている塾があれば便利ですね。 学校のテストでは、基本的な問題ばかりですから、少なくとも80点以上は取っておく必要があります。

定期テスト対策具体例・数学> 数学が不得意な生徒は多くいますが、先ずは、学校帰りにそに日に進んだ個所の解説と理解度を確認します。 学校で出されるテキストやプリントを解いていきます。 週2回に来塾であれば、学校の進度に合わせた指導が可能です。 試験前日までに済ませた問題を再度解いていきます。 このようなルーティンを重ねていけば、それまでの30点が50点を超えてきます。 また、学力テスト前も同様に”準備対策”が可能です。 進んで、塾長または講師に伝えるとよいでしょう。

定期テスト対策具体例・英語> リーディング分野であれば、講師が一緒に目を通しながら文法・構文などを確認しながら進めていきます。 数学の場合は分野別になってますから、指導直後から20点以上得点が上がることは当然ですが、英語では基礎学力の積み重ねがないと得点に結びつけることが難しく、30点以上上げるには半年くらいかかるの普通です。 英文法が弱い生徒が多く、塾用テキストを使って来塾するたびに課題分野をマスターするようにしてます。

定期テスト対策具体例・国語・古文・漢文> 古文・漢文は範囲も短いことが多く、得点アップは難しいことではありませんが、現代国語となると、記述が多くなり得点アップは難しくなります。 古文・漢文に関しては試験前日でも間に合います。 他のページでも書いてますが、ゲームばかりやっており、漫画やアニメを観ない生徒は国語力が劣っているケースを多く見かけます。 漫画やアニメからは、絵や文字(音声)で自分の知らない世界をたくさん知ることができ、より深く広い感性を身に付けることができますから、文章の背景を読み取る力が付くわけです。 大人も子供もゲームをする人は多くいますが、攻略法というものを学ぶ必要はありますが、ゲームだけは勉学の役に立つような”働き”はほとんどないようです・・私の偏見かもしれませんが。

定期テスト対策具体例・理科・社会科> 中学分野までの理科は、暗記すればよい分野も多いのですが、理解できなければ覚えようもない分野も多くあります。 社会科は、覚えれば済むことも多くありますが、高校ぐらいから記述式の問題も出題され、国語力のない生徒は苦戦します。 

<後記> 実社会へ出れば、英数国は手段でありツールでしかないわけで、出来れば便利ですが必ずしも不得意であっても、例えば英語のように使わなければ、不自由はしませんが、理解や社会科は常識として身に付いてないと(理科であれば)危険であったり、(社会科であれば)法的問題を起こすことになるかもしれません。 また、世の仕事の80%くらいはサービス業であり、主要5科よりも副教科と言われる科目の方がより重要とも思われます

個々による対策の仕方の違い> 学ぶことの大きな要素としては、記憶力と理解力があります。 一般的には、記憶力の優れた生徒は文系科目に強く、理解力に優れた生徒は理科英科目に強いのが普通です。 理系科目(例えば、数学ですが)の苦手生徒への指導ですが、数学であれ理科であれ、一定の形にパターン化して覚えさせてしまうような学び方をするとよいでしょう。 例えば、数学ですが、試験範囲の例題を暗記してしまうような指導をしていきます(なぜなら、数字違いの問題が出るだけなのですから)。 ですから、数学の苦手は解消できなくとも、ある程度の(赤点を取らなような)得点をすることは難しいことではありません。 

記憶力の劣る生徒への指導>です。 理解力があっても、その理解した筋道を忘れてしまえば、結果としては忘れてしまっているわけですから、得点へは結びつきません。 普通に考えれば、理数系などの科目が苦手な生徒が落第したり、他校への転向を強いられたりするケースが多いと考えがちですが、実態はその逆で、記憶力のない生徒の方がより深刻な問題となるケースが多いです。 内部進学できなかった生徒はいますが、いずれも、記憶することが苦手な生徒ばかりでしたから、国語と社会、英語などに赤点のあるケースです。 

進学塾指導内容> 

頭の良い子に育てるために 

幼稚舎から大学までの内部進学

*幼稚舎から大学までの内部進学の実態

*10歳までは家庭環境で決まる

*10歳以降では、地頭の良さで成績は左右される

*落第はなくとも転校を強いられる

*理数科目で赤点を取る生徒が多い

*科目に、得手不得手が顕著な生徒は内部進学には向かない内部進学よりは、大学からの一般受験の方が楽なケースもある

例えば、慶應幼稚舎から慶応大学までの内部進学について”その実態”を記していきます。 幼稚舎からにせよ初(小)等部からにせよ、選抜試験があり、合格するにはそれなりの”学力・適性”が必要となります。 10歳(小学3年生)くらいまではその優秀さは環境(塾に通ったり、親の教育)によるところが大きく、それ以後は”地頭の良さ”の占める割合が高くなってきます。 要は、初(小)等部高学年辺りから落ちこぼれる生徒が出始めることです。 この頃から、内部進学するための補習塾通い(もしくは、家庭教師頼み)が始まることになります。 それでも、よほど成績が悪くない限り中学進学ができないことはありません(転校を勧められることはありますが)。

ところが、中等部になるころから、外部入学生も加わり、カリキュラムのレベルが上がってきます。 湘南では、赤点をとると落第になります(現実的に、クラスに1~2人はおり、高等部では1科目でも赤点をとると進級できなくなります。 追試というような思いやりのある制度はなく、落第したくなければ転校するか退学することを余儀なくされます)。 ・・余談になりますが、落第寸前の生徒を多く指導してきましたから、生徒にとってのストレスは当然ですが、指導する側の半端ないストレスもあります。 ちなみに、落第の原因となる科目は数学が多く、高等部では物理・化学なども加わってきます。 レベルの高い他の内部進学校でも、英検準2級・英検2級が必須となることもあります。 赤点はなくとも、英検2級が取れなくて大学進学できないケースもあります。

慶應義塾に進学したいのならば、大学受験でパスすることがもっともストレスないのではないか・・と思います。 誰にでも苦手教科はありますし、数学・理科が苦手な生徒にとっては、内部進学はほとんど”地獄”なような状況になります。 ちなみに、大学から進学するのであれば、文系なら国語・英語・社会1科目で受験可能ですから、中高一貫校へ進み、大学受験に備えるという考え方が良いと思ってます。 科目に得手不得手が顕著にある生徒は内部進学は避けた方が良いと思います。

幼稚舎から大学までの内部進学においても大学のレベルよって、内部進学状況はそれそれ違ってきます。 偏差値55から60前後の場合はどうか? 具体例をあげて書き記し行きます。

次へ>偏差値60から65前後の内部進学

頭の良い子に育てるために 中学受験向き不向 中学受験  割合の問題が苦手な子 

キャリア50年塾長の本音 子育て 才能の見分け方・伸ばし方 中高一貫校生 個別指導  

内部進学 サポート  都立高 進学塾  中学受験 小4までにすべきこと(算数編) 

都立高へ進学 学習塾指導内容例 数学が苦手 進学指導 進路指導 定期テスト対策 

偏差値60から65前後の内部進学 共感力とシステム化力 

文章題の読解力が低い子 割合の問題が苦手な子 地頭の良さ・IQ

中高一貫校 メリット・デメリット ハイレベルな都立(県立・府立)校への進学

斬新な教育改革を実践している公立中学 中学受験の弊害 中学受験の効用

幼稚舎から大学までの内部進学 学習塾の選び方

失敗しないための教育  間(ま)がない 不登校 不登校 更生した〇走族の頭 

不登校 ゲームが救った病み 不登校には2種類あって・・ 不登校 居場所がない 

不登校 総論 失敗する教育 失敗する教育 総論 失敗しないための教育 

不登校 居場所がない 

ポートレイト 撮影術

私がこの女性を撮ったのは、彼女が19歳の時で、この写真をもってモデル事務所に行ったらモデルの仕事が決まった。 そして、彼女はプロのモデルとなり、私は写真家になることを決意した、13年前の話。 私は60歳であり、写真家としてはずいぶん遅れたスタートでした。 人生というのは、どんなきっかけで何が始まるか分からないという典型的な例です。 当時、趣味で始めた写真でしたが、まさかプロの写真家を名乗るようになるとは夢にも思ってませんでした。 FBでの繋がりで、面識はなかったけれど、撮影依頼したら快く引き受けてくれて、撮れた最初の写真がこれ。 私に腕はイマイチでしたが、彼女には秀でた才があったことは確か。

鬱病の定義

1980年代に、アメリカでうつ病の定義が初めてされて、それ以前ならば、単に「元気のない人」だったのが、・・症候群とか、・・障害とか、その病名が細分化され、私の知る範囲では、3人に1人はその症状に当てはまるようになってきてます。

確かに、ネットの普及などで、今までなら知り得なかったような豊かな生活をしている人を知ることになるから・・とも言えますし、情報が飛躍的に増えてきたことによる「不安」はありそうです。 遠いどこかの国で起こっていることが、あたかも、自分のすぐそばで起こっているような気がしてくるのかもしれません。

数学が苦手な理由

数学が苦手な生徒には様々な事例があります・・そもそも、小学低学年より計算が苦手だった生徒。 5年生ごろから出てくる割合の問題でつまずいた生徒。 中学に入って正の数・負の数で嫌になってしまった生徒。 小学校時は文章題はできたが、方程式になってつまずいた生徒。 数学が苦手な生徒が、著しく得点が上がる生徒も多くいます。中学生でも高校生でも同様で、30点から55点へと、30点近く得点が上がることは当たり前です・・この点では、他の科目との違いです。 理科社会科では頑張った分だけ成績は上がりますが、国語や英語は頑張っても他の科目と比べて”報われません”。 

先ずは、計算が苦手な生徒から・・この苦手には2種類あって、数の扱いそのものが苦手であって、この場合はほとんど改善が見込まれませんが、苦手意識を自覚できれば他の分野で補うこともできますので、それほど重要な決定的な欠点とは成り得ません。 

ところが、性格的ないい加減さの中で計算間違いが多く出てくる場合には、その生徒の心得次第で劇的に改善されることもあります。 ただし、このいい加減さは、計算だけにとどまらず、一事が万事になることも多くあります。 計算だけに限ったことではなく、スケジュールや約束事などすべてにおいていい加減になり、大人になれば、社会的信用を著しく損なうことになりかねません・・簡単に言えば、”仕事を任せられない人”という烙印を押されることになります・・ダメ人間と言われる人たちの仲間入りです。 私は、このようなダメ人間として烙印を押されそうな生徒に少なからず接してきましたが、彼ら彼女らにダメ人間の烙印を押されることが非常にまずいことになることを伝えますが、多くの生徒はその憂慮する事態が理解できません、現実社会へ出てないこともあり、ことの深刻さを実体験として得られないからです。 ここまで、詳しく書いてきたことも、社会へ出て「使い物になる人と使い物にならない人の境目となる」ことが経験的に分かっているからです。 たかが、計算といえども、その人の人生を決定づけることになります。 数学が苦手なことはその自覚次第ではほとんど問題にはなりませんが、ただ、いい加減さの延長線上にある場合は重大な問題にまで関わってくるものだと思わずにはいられません。

そこで、数学が苦手意識から少し離れて考えてみましょう・・数の感覚に弱いということは、確率の感覚に疎いといことになります。 人生の長い期間での選択肢において、割の悪い方を選んでしまうことが往々にしてありうることなのです。 

確率の分野では、母数に依存することなしに、相応の起きる現象数だけに注目が集まります。 10分の1と100分の3はどちらが確率的に良いと思いますか?明らかに10分の一の方が確率は良いのですが、分子の数が1と3では、3の方が率が良さそうな気がするわけです。 宝くじなどは最も良い例で、1億円当たるくじが今回が1本ではなく10本出ることになりました‥と聞けば、これは当たる確率がずっと増えたような気がするわけですが、分母である総売り上げ数が従来の10倍を超せば、確率的にはより当たりにくいことが現実です。 そもそも、宝くじは売り上げの52%が税金となり、残りの48%を当たった人で分けるわけですから、一枚100円のくじは買って時点で48円の価値しかありません・・この48円を数学的には期待値と言います。 10年間で100万円買えば、平均して48万円の換金となり、52万円は損をすることになります・・これは、ほとんど、国による合法的な詐欺に近いとも言えるかもしれません。 カジノであれば、80%くらいは返金すると思われるからです。

計算は得意だが、文章題が出来ないとか、中学以降であれば、関数が苦手だとか・・いろいろな苦手意識が出てきます。 小学校3年生位までは算数が出来たのに、文章題が出始めたころから、途端に不得意になるケースがあります。 計算は機械的にできますが、文章題はしっかり読み込んで考えないとできませんし、関数などは数学的センスが問われることになるからです。 

この、文章を読み込む力が不足する場合は、その原因は様々で、また、複数の要因が重なり合っていることも多くあります。 別のページでも書いてますが、幼少時に「絵本の読み聞かせ」を親が怠れば、子供は文字からの想像力が培われません。 親が子供から様々な質問をされると思いますが、この世には理由失くして存在するものはほとんどありません。 神様は本当にいるの?とか、宇宙ってどうなってるの?とか、簡単には答えられないことはいくらでもあります。 それでも、出来る限りその因果関係を説明してあげると子供はよく考え、様々なことに疑問を持ち、興味を示すようになることに繋がります。 そして、小学生高学年にはスマホを渡されることになれば、分からないこと、疑問に思うことなどを自分でどんどん調べていくようになるわけです。 こうして考えれば、好奇心のきっかけを作っているのは親の子への対応が基本的にあるように思います。 遺伝子的要因も大きいのですが、物事をどれくらい深く考えるようになるかどうか?という意味で、家庭環境も子供にとっては重大な要因になります。

集中力、観察力、洞察力などは先天的要因に深く関わりますが、それを引き出すのも親の子育ての知恵なのだと考えます。

数量は得意だが図形は苦手という子供いますし、その逆もあります。 その原因は頭の構造的な問題に起因してると思われ、短距離走は得意だが、マラソンは苦手だ・・ということに似てます。 頭は脳の構造的ことですが、フィジカルは体質の問題でもあります。 ですから、数学のすべての範囲で得意であることはまずないでしょうね。 システム化脳の発達している人には、案外、三角関数が苦手な人が多いように経験的に感じてます。

中学受験 小5までにすべきこと(算数編)

*整数も少数も分数も同じ数であることを理解しよう!

*掛け算・割り算の文章題を混ぜてやらせよう!

*cm、m、km、g、kgなどの単位に慣れるよう!

*平均の感覚を身に付けよう!

*割合の問題が出てくるのは小5からですが・・

*整数も少数も分数も同じ数であることを理解しよう! 整数も少数も分数も特別な数ではなく、計算上では同様の数として躊躇わず使えるようにすることが算数が得意か不得意かの肝になることを(親は)心得ておきましょう。 1Lが150円のガソリンがあるとします。 今日は20Lくらい入れるとすると何円くらいになるでしょう?という謎かけでもよいのです。 150×20=3000円となるところまでは理解できますが、10.5L入れると何円になりますか?と子供に尋ねると、困った顔をするかもしれません。 150×10.5とすれば何円かはでてきます。 まさか、ガソリンスタンドで0.5Lガソリンを入れる人はいないと思いますが、0.5L入れるとすると何円になるかは150×0.5とすれば75円となります。 分数に関しても同様で、1個150円のリンゴがあります。 3個ではいくらになりますか? 150円×3=450円 10個買うなら10倍すればよいことで、まさか、リンゴを1/2こ買う人はいないと思いますが、150×1/2=75円となります。 ・・このように、整数であれば分かったことが、少数、分数となると途端に思考停止する子供がいます。 (システム化脳)を子供のころから訓練しておくために、算数に関してはルールに従っておけば最強であることを子供に知ってもらい理解させることです。 整数でできることは、少数、分数になってもやり方は変わらないことを習慣づけることが大切です。

*掛け算・割り算の文章題を混ぜてやらせよう! 計算を一通りマスターするとそれに合わせた文章題が出てきます。 その際、この章は掛け算なので、文章を読まず、理解せずに何でもかんでも数だけ見て、掛ければよいと安易になってしまう子供が多いことも事実ですから、掛け算と割り算が混ざった文章題を出してあげるとよいでしょうね。 掛け算は良いのですが、割り算はもっと難しくなります。 どちらの数をどちらで割ってよいか?という問題が出てきます。 安易な子は、大きな数を小さな数で割ればよいと考えがちですから、そこが最大の注意点です。 12kmの道のりがあります。 時速4kmで歩いて行くと何時間かかりますか?という問いには答えられそうですが、時速24kmの自転車で行くと何時間かかりますか?なると途端に難しくなってしまいます。 12÷24=1/2時間=30分となります。 ここでも、算数に関してはルールに従っておけば最強であることを子供に知ってもらい理解させることです。

*cm、m、km、g、kgなどの単位に慣れるよう! 普段の親子の会話の中に、様々な単位を入れながら、会話するようにしましょう。 cmは三角定規で使うのでわかり易く、m、kmはオリンピックや様々な競技で使うので、その長さ(距離)は把握できますが、g、kgとなると把握することが難しくなります。 なぜかというと、長さは目で確認できますが、重さは感覚でしかないからです。 gについては、スーパーに子供と一緒に買い物に出かけるとよいと思います。 100gで何円か?とか、表示してあります。 kgについては、家庭には健康管理として体重計がありますね。 子供が23kgでお父さんが68kgとか、比較することによって、重さの感覚が身に付きます。 また、体重計では、体脂肪率が何%か?とか、いろいろと表示されますね、子供が質問してくるなら、分かる範囲でよいので、その(基準の)意味を説明してあげてください。

*平均の感覚を身に付けよう! 一緒にボーリングに行く機会があれば、5ゲームのスコアが75,104,68,92、86だったりしますね。 これらの数をすべて足せば合計点が出ますね。 っで、知りたいのは合計点じゃなく、その人のボーリングの腕前なのです。 5ゲームのスコアを足した数を5で割れば、平均(アベレージ)が出てきますね、その点数がその人の腕前ということになります。 算国理社の4科目の合計と平均でもよいと思います。 

*割合の問題が出てくるのは小5からですが・・進学塾に通うようになれば、4年生位から、当たり前のように出てきます。 確率(確からしさ)の問題も重要です。 我々の行動の基準はほとんどが確率で判断するようになってます。 子供たちが夢中になるゲームも基本は確率判断とスピードですから。

割合の問題は中学入試への明暗を分ける

(例あげれば)1Lで17km走る車があります。 3Lでは何km走れますか? 17×3=51km ここまでは大抵の子が正解しますが、0.5Lでは何km走れますか?という問いに戸惑いを見せる子がいます。 17×0.5となりますが、その計算に納得できない子がいます。 3Lであれ0.5Lであれ、3も0.5も同じ数なのだから、かければよいのだ!とそのまま進める子は良いのですが、納得できないことには前に進めない・・という”不器用な子”もいます。 こういう納得できないことは進めないと考える子は文系頭な子が多く、能力が劣っているわけではありません。 理系頭の子は、ルールに従っていれば最強と考えようになります。

長針と短針のある時計を壁にかけよう! デジタルじゃダメなんです。 長針と短針のある時計を見ながら時間の概念・感覚を身に付けること。 朝起きて学校に行くまでに「急ぎなさい!」とか親は子に伝えていると思います。 親子で一緒に時計を見ながら、「あと15分しかないでしょ、だから急ぎましょう!」と声をかけるようにすると、慣れてくれば、子供自ら時計を見ながら判断して学校へ遅れないようになります。 大人になれば、いつの間にか時間の感覚は身に付きますが、(大人になると覚えてないでしょうが)、子供にとっては時計を見ながら、時間の感覚を把握し行動することは難しいことだったんです。 5年生になるころから、速度の問題が出てきますね、30分を1/2時間、20分を1/3時間と考えることも易しくなります。 デジタルじゃなく、長針と短針のある時計を見ながら、行動を取り仕切っていくことはとても大切で役に立つことなのです。

*整数も少数も分数も同じ数であることを理解しよう! 整数も少数も分数も特別な数ではなく、計算上では同様の数として躊躇わず使えるようにすることが算数が得意か不得意かの肝になることを(親は)心得ておきましょう。 1Lが150円のガソリンがあるとします。 今日は20Lくらい入れるとすると何円くらいになるでしょう?という謎かけでもよいのです。 150×20=3000円となるところまでは理解できますが、10.5L入れると何円になりますか?と子供に尋ねると、困った顔をするかもしれません。 150×10.5とすれば何円かはでてきます。 まさか、ガソリンスタンドで0.5Lガソリンを入れる人はいないと思いますが、0.5L入れるとすると何円になるかは150×0.5とすれば75円となります。 分数に関しても同様で、1個150円のリンゴがあります。 3個ではいくらになりますか? 150円×3=450円 10個買うなら10倍すればよいことで、まさか、リンゴを1/2こ買う人はいないと思いますが、150×1/2=75円となります。 ・・このように、整数であれば分かったことが、少数、分数となると途端に思考停止する子供がいます。 (システム化脳)を子供のころから訓練しておくために、算数に関してはルールに従っておけば最強であることを子供に知ってもらい理解させることです。 整数でできることは、少数、分数になってもやり方は変わらないことを習慣づけることが大切です。

副教科の得意な子供ほど社会への適応性は高い

副教科の得意な子もいます。 大学入試でも1芸入試とかスポーツ推薦などもあり、何らかの実績によっての選抜もあります。 この世の8割方はサービス業であり、その意味では副教科の得意な子の方が社会へ出れば適性は高いかもしれません。 ですから、偏差値の高い学校へ入れたということは学ぶ力が優れているという程度のことで、人間性・人間力の方がはるかに大切なことが分かります。

生まれた時期による有利不利があります・・4.5.6月生まれの子は10月以降に生まれた子よりも心身ともに成長が早く、当然のように中学受験には有利になります。 また、昼間は学校に通い、夜は塾通いとなれば体力が必要で、体の丈夫で成長の早いことは当然、有利になります。 両親共稼ぎの子よりも、少なくとも子供の受験期には母親(または、父親)の子への生活面の支援が必要であり、受験期だけは、共稼ぎは避けた方が良いでしょう。 小学生であれば帰りの迎が必要です・・塾の終わるのは9時過ぎになりますから。  

「中学受験には向き不向き」に関する総合的考察・・ 小学3年生位までの優秀さは親から与えられた環境に因りますから、その子が持った遺伝子レベルでの能力とは違っていることも多いことを知っておきましょう。

このように、副教科の得意な子供ほど社会への適応性は高い

顕かに能力が劣っている子供への対応

IQが下位20%くらいに入る子供は社会性が身に付きづらく、犯罪に走るケース、巻き込まれるケースが(他の領域に属する子供たちより相対的に)多いというデータがあることを知っておきましょう。 子供に限らず、生きる上で最も大切なのは「好奇心と忍耐力」であることを付け加えておきます。

小学校高学年時での学習はとても大切で、例をあげれば、ニュースなどで盛んに耳に入って来る国名・・アメリカ、フランス、ドイツなどの地理的位置関係を知らないと”ニュースの背景が分からない”ことになってしまいます。 中学に入れば(それぞれの国の)詳細を勉強することになり、基礎知識がなければ学校の勉強についていけません・・知識というものは、それを身に付ける適齢期があり、それを逃すと身に付けることが難しくなります。 

我が子の学習脳力を”正しく”知る必要があります。 手っ取り早いのは、進学塾の入塾テストを受けてみることです。 (偏差値と言っても、いろいろな基準・数値がありますので、ここでは全国レベルの偏差値を基準とします。上位進学塾の偏差値基準ではありません)。 その進学塾が10クラス編成であれば、上位3クラスは偏差値65以上、4クラス目から7クラス辺りまでが60以上、それ以下では偏差値50位までと思われます。 偏差値50以下であれば、入塾テストで合格できない場合もあります。 ちなみに、全生徒の30%くらいは偏差値40以下です。 

上位3クラスくらいまでの子は有名(私立・公・国)中に入学可能です。 

ごひいきの学校への中学受験であれば、偏差値に関係なく、それでも、偏差値40以下では入学した学校についていけないケースもあり、親としては、その辺の見極めも必要です。

この場合の能力とは、主要4科+英語のことですが、スポーツでいえば5種競技のようなもので、走る、投げる、飛ぶなど様々な要素があります。 簡単に言えば、走るのが遅い子は大抵のスポーツには不向きです。 トレーニングすれば、少しは速くなりますが、見違えるように速くなることはあり得ません。 一般的に、偏差値40の子がいくら頑張っても60にはなりません。 偏差値40の子は精いっぱい頑張っても50を超すことは難しいです。 頑張れば偏差値は5くらいは上がるが、やらなければ5くらい下がるということです。 ただし、例外的に伸びしろが大きな子の場合、偏差値にして20位の上昇は見込めることもあります。

中学受験の向き不向きに関係なく、受験は都立高から

一部、例外的に斬新な教育改革を実践している公立中学が出てきていることは事実ですが、多くの中学では文科省・教育委員会などの制度的問題、団塊の世代のベテラン教師が大量に退職し、20代・30代の若手教師ばかりでは生徒指導が難しく、教師の多忙により現場がひっ迫していること、優秀な生徒が中学受験で抜けてしまっていることもあり、生徒の質の低下が目立ち、まともな授業ができるような環境を維持することが難しいこと。 

ただし、最近の傾向として、無理な中学受験を避け、日比谷・西・国立などハイレベルな都立(県立・府立)校進学を前提として公立中学へ進学する場合もあります。 この場合は、通える範囲でレベルの比較的高い公立中学があるかどうかも検討しなければなりません。 また、特にごひいきの私立校があるのであれば、中学受験も向き不向きの話ではありません。

多くの公立中ではまともな授業が成り立っていないと考えれば、上位の生徒は中学受験した方が良いといえますが、中高一貫校・6年制進学校に適応できるのは上位20%くらいの生徒に限られます。 レベルの高い中高一貫校・6年制進学校では文武両道であったり、大学進学を第一と考え、かなり無理なカリキュラムを実施している学校も多くあります。 その意味では、入学者の30%くらいの”落ちこぼれ”が出ていることも事実です・・中には勉強が付いて行けずに不登校になる子もいます。 ここで、優秀かどうかを判断しているのは、算数・国語・理科・社会科・英語の主要科目の習得度と理解度であり、副教科の音楽・美術・技術家庭・体育の能力・適性はカウントしてません。

小学4年生(10歳)くらいまでは、教育における親の熱心さによって優秀かどうか(成績の良し悪し)は左右されますが、小学5年くらいから、算数では割合の問題が出てくることもあり、”地頭の良さ・IQ”がモノを言う年齢になってきます。 

差別的に言っているのではなく、その子の適性を優先するのであれば、”地頭の良さ・IQ”がどの程度かは客観性をもって親が知っておく必要があります。 一つの目安として、割合の問題でつまずくような子であれば、もしくは、文章題などで読解力が低いと思われる子であれば、主要科目の習得度と理解度は低いと考えて方がよく、中学受験への”積極的参加”は避けた方が良いでしょう

・・要は、進学塾に通わせることは避けた方が良く、無理な受験勉強を強いれば、子供が可哀そうですから、補習塾に通わせることがお勧めです。(参考:学習塾の選び方) 

補習塾に通いながら中学受験を検討した方が良い例・・

*少数・分数が出てきたころから算数が苦手になった

*平均・速度・密度の問題が理解できない

*漫画・アニメに興味がなく、読書もしない

*世界観が狭く、幼児性が抜けない

*集中して勉強する習慣んが身に付いてない

割合の問題が出てきたころから、算数が苦手になった 「1Lで17km走る車があります。 3Lでは何km走れますか? 17×3=51km ここまでは大抵の子が正解しますが、0.5Lでは何km走れますか?という問いに戸惑いを見せる子がいます。 17×0.5となりますが、その計算に納得できない子がいます。」 ・・この段階で戸惑っているケースでは、進学塾より補習塾に通うことを勧めます。 補習塾では、算数に苦手意識を持たないような懇切丁寧な指導をしてもらえます。 

*平均・速度・密度の問題が理解できない 「12kmの道のりがあります。 時速4kmで歩いていくと何時間かかりますか? 12÷4=3時間 では、時速5㎞で歩くと何時間かかりますか? 12÷5=2.4時間となりますが、先ずは整数で割り切れないことに嫌気がさす子がいます。 そして、2.4時間を2時間24分と直せない子もいます。 それでは、同じ道のりを時速24kmの自転車で進むと何時間かかりますか? この辺から脱落していく子が多く出始めます。 12÷24なのですから、小さな数を大きな数で割ることが納得できないのです。」 ・・このケースでは、進学塾へは付いて行けません。

読解力と集中力がないと進学塾へは付いて行けない ゲームにハマっている男の子に多いケースですが、漫画やアニメ・読書に興味がなく、興味がゲームばかりになる。 世界観が狭く、文章の背景が読めず、国語の読解だけでなく、算数の文章題も理解することが難しい。

ごひいきの学校があって、そのための進学・受験であれば、偏差値などには関係なく、また、塾内でどのクラスに振り分けられようが関係ありますんが、下位3クラスに振り分けられるような学力であれば、その進学塾への通塾は見直した方が良いかもしれません・・その場合は、補習塾へ通った方がテキスト・カリキュラムに無理がなく、先生も丁寧な指導をしてくれます。

進学塾の入塾テストを受けることの意味・・

*入塾テストを受ける 合格できれば塾のカリキュラムについていける

*合格者は成績順にクラス分けされる

*習熟度テストがあり、クラス編成が繰り返される

*学力判定テストにより、モチベーションが保たれる

ほとんどの進学塾では、入塾テストを実施してます。 その理由は、学力別にクラス編成していく上での資料として、また、入塾してもついて来れない生徒を”お断り”するために使われます。 (入塾テストを受ける生徒は、それなりに準備してくるので、合格できる生徒の方が多い)

少数・分数の文章題で戸惑う子は進学塾に通うことは避け、補習塾へ通うようにしましょう。 有名校での入試は、国、算、理、社会の4科目ですから、算数が苦手でも他の教科が得意であれば進学塾もよいでしょう。 苦手教科は個別指導でサポートしてもらえばよい。 集団と個別のダブル指導でOK 

中学受験に不向きな子の特徴・・

*もの創りが好きでアート気質 

 マイペースで、競うことに興味がない

*アニメ・マンガに興味がない 

 世界観が狭く、文章の背景が理解できない

*成長が遅く、幼児性が抜けない

*スポーツクラブに所属し、勉強との両立が難しい

*集中力がなく、計算が遅い

*学ぶことの楽しさを知らない

*ゲームに夢中で、飽きっぽい

*塾への送り迎えが難しい

ゲームにハマっている子で勉強が出来る子をほとんど見たことがない。 その理由は、ゲームは”消費文化”であり、単に暇つぶしに過ぎないことが多く、人間性を豊かにする漫画やアニメとは顕かに違う。 ゲームはデジタル操作に長けた子を育てるが、教養の豊かさには繋がらない

モノ創りが好きで、クリエイティブな世界に興味のある子は受験勉強に興味を示さない傾向にあるので、中学受験への無理な参加は辞めた方が良い。 公立小学校では、親だけでなく子供の間でも、受験する子としない子の差別化が進み、受験せずに高いモチベーションを維持することが難しいのが現実。 様々な稽古ごとがあるが、子供が夢中になってやることを最優先することが原則であり、必ずしも、算国理社を学ばせるために塾に通わせる必要はない。

入塾テストはただで受けられることもあって、中学受験の向き不向きを知ることができるので、積極的に活用すればよい。 上位で合格できれば適性があると判断してよく、不合格もしくは下位(下の方のクラス)での合格であれば、進学塾は避けた方が良い。 通える範囲の公立中学のレベルが低く、通わせることに心配があるのなら、補習塾か個別指導塾に通わせながら中学受験すればよい。

*塾に行かせるときは夕方であり心配する必要はないが、帰りは9時近くなることもあり、女の子の場合は、親の送迎は必須となる。

スポーツと塾通いの両立は難しい。 現実的にはとても”悩ましい”問題と言える・・勉強よりもスポーツで体を動かすことの方が好きな子は多くいる。 フィジカルがあるレベル以上の子となれば、スポーツクラブへ所属し、周囲の勧めなどもあり、本格的なトレーニングを受けるようになるケースも多い。 “時のスター”となった有名なサッカー選手の子弟を(算数の)指導をしたことがあるが、サッカーでプロとしてやっていける選手になれるのはほんの一握りであり、成れても、引退後に”自己破産”するケースが多いことは良く知られている・・その事実があることを親は心配してるのである。 ちなみに、プロ野球選手で、引退後に自己破産するケースは80%と言われている。 それはなぜなのか? 子供のころからスポーツしかやらず、学業を怠れば、一般常識にかけ社会人として通用しないからであり、若い時に破額の報酬を得られれば、贅沢が身に付き、現役引退後にはお金を使いつくす・・ということになる。

中学受験に向く子の特徴・・

*積極的で好奇心が強い

*アニメ・マンガをよく読む

*母親が絵本の読み聞かせをしていた

*4.5.6月生まれで、成長が早い

*計算が早く正確で字がきれい

*周囲との和よりも自分の興味を優先する

*送り迎えなど両親のサポートがある

*幼少時に、母親もしくは父親が「絵本の読み聞かせ」をしていると、成長するにつれ、漫画やアニメを積極的に見るようになり、世界観が深く広がり、教養としての常識力がアップし、学ぶことの楽しさを覚える。 中学受験をある種の”競争”とするなら、幼少時の「絵本の読み聞かせ」と、転んだ我が子を自力で立ち上がるまで待つ”親の忍耐力”も試されていると考えた方が良い。

*感性が豊かで、好奇心が強く粘り強いことは中学受験には必須条件。

4,5,6月生まれの早熟な子は精神的にも肉体的にも有利であり、1,2,3月生まれの子は中学受験は不利になることが多い。 成長の遅い子の場合は、高校受験を”本番”と設定すればよい。

計算が早く正確であることは、何よりも集中力があることへの証でもある。

周囲との和よりも自分の興味を優先することが、社会性という意味で問題はあるが、少なくとも中学受験には有利に作用する。 受験とは競争であり、周囲との協調性はなくてよい。

中学受験 小5までにしておくこと(算数編)

*整数も少数も分数も同じ数であることを理解しよう!

*掛け算・割り算の文章題を混ぜてやらせよう!

*cm、m、km、g、kgなどの単位に慣れるよう!

*平均の感覚を身に付けよう!

*割合の問題が出てくるのは小5からですが・・

*整数も少数も分数も同じ数であることを理解しよう! 整数も少数も分数も特別な数ではなく、計算上では同様の数として躊躇わず使えるようにすることが算数が得意か不得意かの肝になることを(親は)心得ておきましょう。 1Lが150円のガソリンがあるとします。 今日は20Lくらい入れるとすると何円くらいになるでしょう?という謎かけでもよいのです。 150×20=3000円となるところまでは理解できますが、10.5L入れると何円になりますか?と子供に尋ねると、困った顔をするかもしれません。 150×10.5とすれば何円かはでてきます。 まさか、ガソリンスタンドで0.5Lガソリンを入れる人はいないと思いますが、0.5L入れるとすると何円になるかは150×0.5とすれば75円となります。 分数に関しても同様で、1個150円のリンゴがあります。 3個ではいくらになりますか? 150円×3=450円 10個買うなら10倍すればよいことで、まさか、リンゴを1/2こ買う人はいないと思いますが、150×1/2=75円となります。 ・・このように、整数であれば分かったことが、少数、分数となると途端に思考停止する子供がいます。 (システム化脳)を子供のころから訓練しておくために、算数に関してはルールに従っておけば最強であることを子供に知ってもらい理解させることです。 整数でできることは、少数、分数になってもやり方は変わらないことを習慣づけることが大切です。

*掛け算・割り算の文章題を混ぜてやらせよう! 計算を一通りマスターするとそれに合わせた文章題が出てきます。 その際、この章は掛け算なので、文章を読まず、理解せずに何でもかんでも数だけ見て、掛ければよいと安易になってしまう子供が多いことも事実ですから、掛け算と割り算が混ざった文章題を出してあげるとよいでしょうね。 掛け算は良いのですが、割り算はもっと難しくなります。 どちらの数をどちらで割ってよいか?という問題が出てきます。 安易な子は、大きな数を小さな数で割ればよいと考えがちですから、そこが最大の注意点です。 12kmの道のりがあります。 時速4kmで歩いて行くと何時間かかりますか?という問いには答えられそうですが、時速24kmの自転車で行くと何時間かかりますか?なると途端に難しくなってしまいます。 12÷24=1/2時間=30分となります。 ここでも、算数に関してはルールに従っておけば最強であることを子供に知ってもらい理解させることです。

*cm、m、km、g、kgなどの単位に慣れるよう! 普段の親子の会話の中に、様々な単位を入れながら、会話するようにしましょう。 cmは三角定規で使うのでわかり易く、m、kmはオリンピックや様々な競技で使うので、その長さ(距離)は把握できますが、g、kgとなると把握することが難しくなります。 なぜかというと、長さは目で確認できますが、重さは感覚でしかないからです。 gについては、スーパーに子供と一緒に買い物に出かけるとよいと思います。 100gで何円か?とか、表示してあります。 kgについては、家庭には健康管理として体重計がありますね。 子供が23kgでお父さんが68kgとか、比較することによって、重さの感覚が身に付きます。 また、体重計では、体脂肪率が何%か?とか、いろいろと表示されますね、子供が質問してくるなら、分かる範囲でよいので、その(基準の)意味を説明してあげてください。

*平均の感覚を身に付けよう! 一緒にボーリングに行く機会があれば、5ゲームのスコアが75,104,68,92、86だったりしますね。 これらの数をすべて足せば合計点が出ますね。 っで、知りたいのは合計点じゃなく、その人のボーリングの腕前なのです。 5ゲームのスコアを足した数を5で割れば、平均(アベレージ)が出てきますね、その点数がその人の腕前ということになります。 算国理社の4科目の合計と平均でもよいと思います。 

*割合の問題が出てくるのは小5からですが・・進学塾に通うようになれば、4年生位から、当たり前のように出てきます。 確率(確からしさ)の問題も重要です。 我々の行動の基準はほとんどが確率で判断するようになってます。 子供たちが夢中になるゲームも基本は確率判断とスピードですから。 

中学受験向き・不向き

中学受験

中学受験 小4までにすべきこと(算数編)  

頭の良い子にするためのに・・

割合の問題が苦手な子 

キャリア50年塾長の本音

子育て 才能の見分け方・伸ばし方

中高一貫校生 個別指導  

内部進学 サポート塾

都立高 進学塾  

失敗しないための教育  

不登校 居場所がない

中学受験 小4までにすべきこと(算数編)

*夢中になれるような勉強方法を考えよう!

*長針と短針のある時計を壁にかけよう!

*整数も少数も分数も同じ数であることを理解しよう!

*夢中になれるような勉強方法を考えよう! 何事も同じですが、子供が夢中になってやれるような工夫をしましょう。 これがお勧めだ!というような勉強方法はありません。 ドリルであれ、なんであれ、その子に合った勉強方法をいろいろと試しながら、親が工夫していくことです。 それには、達成感が大切で、「よく頑張ったね!」と褒めることが大切であり、「もう少し速く・・」などとせかしたり、「ダメな子ね」などと貶したりすることは厳禁ですから。 お父さんが言いそうですが「俺はもっと早くやったぞぅ!」などと励ますつもりが愚痴っぽく貶してしまうことも良くないですね、我が子が自己肯定感が持てるように接することが基本中の基本です。

*長針と短針のある時計を壁にかけよう! デジタルじゃダメなんです。 長針と短針のある時計を見ながら時間の概念・感覚を身に付けること。 朝起きて学校に行くまでに「急ぎなさい!」とか親は子に伝えていると思います。 親子で一緒に時計を見ながら、「あと15分しかないでしょ、だから急ぎましょう!」と声をかけるようにすると、慣れてくれば、子供自ら時計を見ながら判断して学校へ遅れないようになります。 大人になれば、いつの間にか時間の感覚は身に付きますが、(大人になると覚えてないでしょうが)、子供にとっては時計を見ながら、時間の感覚を把握し行動することは難しいことだったんです。 5年生になるころから、速度の問題が出てきますね、30分を1/2時間、20分を1/3時間と考えることも易しくなります。 デジタルじゃなく、長針と短針のある時計を見ながら、行動を取り仕切っていくことはとても大切で役に立つことなのです。

*整数も少数も分数も同じ数であることを理解しよう! 整数も少数も分数も特別な数ではなく、計算上では同様の数として躊躇わず使えるようにすることが算数が得意か不得意かの肝になることを(親は)心得ておきましょう。 1Lが150円のガソリンがあるとします。 今日は20Lくらい入れるとすると何円くらいになるでしょう?という謎かけでもよいのです。 150×20=3000円となるところまでは理解できますが、10.5L入れると何円になりますか?と子供に尋ねると、困った顔をするかもしれません。 150×10.5とすれば何円かはでてきます。 まさか、ガソリンスタンドで0.5Lガソリンを入れる人はいないと思いますが、0.5L入れるとすると何円になるかは150×0.5とすれば75円となります。 分数に関しても同様で、1個150円のリンゴがあります。 3個ではいくらになりますか? 150円×3=450円 10個買うなら10倍すればよいことで、まさか、リンゴを1/2こ買う人はいないと思いますが、150×1/2=75円となります。 ・・このように、整数であれば分かったことが、少数、分数となると途端に思考停止する子供がいます。 (システム化脳)を子供のころから訓練しておくために、算数に関してはルールに従っておけば最強であることを子供に知ってもらい理解させることです。 整数でできることは、少数、分数になってもやり方は変わらないことを習慣づけることが大切です。

老後は写真撮影

老後を楽しく生きる・・私は1950年(昭和25年)生まれで来年74歳を迎えようとしている。 上の写真は北京で国際写真祭に招かれた際に、商用として私が撮影した画像を載せている。 クラシックカーの展示会場を宣伝する写真を‥という依頼であったが、モデルばかりにフォーカスされ、車の宣伝にはなっていないようだが、この画像が採用されたことは後から知らされた。 この画像を撮影したのはカメラを始めてから5年目のことで、それまで全く写真などを撮ったこともなく、興味もなかった。 ただ、友人からNikon D3を頂いたので、撮っていたら楽しくになり、SNSに載せていたら世界的なキュレイターから誘いを受け、訳もわからず参加したことから”写真家活動”が始まった次第である。 現在に至っても撮りたい写真を撮ることだけに集中して撮影している。 ただ、難しいことは「アルルの国際写真祭」などに出てしまうとそれなりに知られるようになり、写真家としては珍しくフォロアーが2万人を超えるようになってしまったこと。 そうなれば、”下手じゃいけない”というプレッシャーがかかってくること。 期待されることはモチベーションにもなるが、プレッシャーともなり、楽しみで撮っていた写真が”上手でなければならない・・”というある種の縛りになりかねないことである。 このような縛りを払しょくすることが意外にも大変なことであることに最近になって気付き始めている。 

・・そんなことはさておき、60歳を過ぎたら(過去にはできたが今はできなくなったことなどは考えずに)今できることだけを楽しむことに切り替えることがとても大切であることに気付き始めている。 写真に夢中になれば、被写体は若い女性が多く、彼女らにダイレクトにコンタクトすることはできるし、コミュも取れる。 このことだけでも大きな喜びとなるはずである。 もちろん、老後は楽しく‥ということは写真撮影に限ったことではなく、健康のことなどは考えず、好きなものを食べる。 飲みたいなら度を過ぎない程度にたしなむなど・・健康志向に走りすぎなことも大切であると思っている・・人を不健康にする第一要因はストレスであると考えれば、無理な節制をすることが健康に良くないことは容易に想像がつく。 写真撮影は難しいと考える方も多い。 それは、上手に撮ろうと思うから難しいのであって、楽しくとろうと思えば難しいことではなくなるはず・・オート設定で撮れば簡単に撮れます。 F値を決めてオート設定にすることをお勧めします・・人物が被写体の場合、F値はできる限り下げてF1.4位までにし、風景写真ではF値はできる限り大きくしていた方が奥行きがボケずに綺麗な写真になります。 街中などで人物撮影する際は、背景に入る人たちがはっきり写り込んでしまうことは、プライベート侵害でもあり、出来る限りぼやかして撮ることがマナーでもあります。 上の写真はF値1.4で撮ってます

POSTO 仙川クロッキー展 第3回グループ展

POSTO 仙川クロッキー展 第3回グループ展

12月14日(木曜日)~17日(日曜日) 

8:00~20:00

開催場所:POSTO 仙川郵便局の向かい 

京王線・仙川駅より徒歩2分

1月13日(土曜日) 18:00~20:20

1月23日(火曜日) 10:00~12:15

好奇心旺盛となり、同時に忍耐力も養われていく

複数のおもちゃを与えれば、子供というものはその玩具をばらばらにし、別の何かに作り直そうとします。 そこに創造力というものが生まれ、何か新たなものが出来上がれば(子供にとっては)達成感があり、また何かを作ろうと頑張るようになります。 その頑張りの中に「忍耐力」が伴ってきます。 ・・この場合、子供が新たに制作した”作品”を褒めてあげてください。 ますます、頑張るようになり、好奇心旺盛となり、同時に忍耐力も養われていくでしょう。 

特に、ひとりっ子だったりすれば、あれが欲しい、これが欲しいと言われば、次から次へと買え与えてしまう。 それは悪い例で、ただ、わがままな子にしてまうだけです。 ある程度の量の玩具を与えれば、それらを壊してしまったり分解して、新たな玩具を模索するようになります。 そこに創造力というものが養われるわけです。 

できれば、玩具は木製のものが良いでしょう。 壊して新たなものを制作するにしても、接着剤程度があれば十分なわけで、危険がなく安全です。 プラモデルというのは壊せばバラバラになり、組み合わせて別の何かを作ろうとすれば制作が困難です。 金具や金属でできたもは、手を切ったりしますので危険なので、止めたほうが良いでしょう。

親の判断で、”横やり”を入れない  子育て

絵の具やクレヨンを買い与えるときは、12色程度の(100均ではなく)文房具屋さんで買い求めることが無難です。 絵具やクレヨンは子供が舐めってしまったり、食べたりすることがありますが、顔料が毒性のないものである必要があります。100均では何が含まれているか分かりませんから、子供が手にするもの、クリにするようなものができる限り、正規の文房具屋さんから手に入れるようにしましょう。 

絵具クレヨンなど全般に言えることですが、日本画に使われる顔料は別として、ほとんど共通するものが使われてます。 例えば、顔料を水でこねて固めれば(ソフトパステル)チョークであり、液体状にすれば水彩絵の具です。 また、顔料を油性でコネ固めればクレヨンで、液体状でチュウブへ入れれば油彩絵の具です。 注意点は、子供が手に入れるような12色セットのものであれば毒性のある顔料が含まれておらず、プロ用であれば、中には毒性があるものも含まれます。 

室内でお絵描きをした子であれば、それを子供に好きなだけさせておけば良いことで、基本、子供好きなようにさせておくこと。 いつも一人でばかり遊んでいる子は協調性が亡くなるようで心配する親もいますが、その子にとっては、外に出て皆と遊ぶよりは一人でお絵描きするほうが好きなわけですから、好奇心が養われるためには子供がしたいようにさせとくことが基本です。 ここでも、親の判断で、”横やり”を入れないようにしましょう。

ひとりで(孤独に)忍耐強く頑張れるような人材

これまでの教育では、群れを成したり協調することが重要と考えられてきました、これからは、周り気にせず、ひとりで(孤独に)忍耐強く頑張れるような人材がむしろ求められるようになってきました。 一つのプロジェクトをこなすためには多くの人を必要とせず、機械やAIをこなせればよいわけで、人対人の関係性は薄まってきているということが現状だからです。 それと、コロナ以降、自宅での済ませられる仕事も多く、ズームでやり取りできる程度の最低限のことが出来れよいわけで、他者とのコミュを必要としないケースも多くあります。 

二番手で良い「恋愛」

塾のある地域は、東京でも環境の良い住宅街であり、教育に関しても”意識レベルの高いご両親”が多い。 10人の生徒がいれば、一人は母子家庭で、もう一人は父子家庭であったりしますが。 当塾のホームページを見れば、”普通の塾”でないことはすぐ分かることで、そういうこともあり、モンスターパーレントなる恐ろしい親はまず訪ねて来ない。 家庭環境においても、恵まれた子供たちなのだと思います。

50年も塾長を続けていれば、「えっ!こんな子もいるんだ・・」ということが少なからずありました。 高1男子でしたが、引き籠ってどうにもならないような状況で、朝起きないし食事もしない、風呂には入らないし・・というところまで行き、入院はしたくないし、カウンセリングを受け、薬を服用するだけで、何とか家庭で療養ということになってました。 そうなったとき、どのようなリハビリを組めばよいかということになり、片道1時間半かけて当塾に母親が付きそういながら、通って来ることになります。 当塾でも、普通に学校に通いながら来塾する子の方が多いわけですし、彼だけを特別扱いすようなことしません。

週2ペースで通ってきてたのですが、ひと月が過ぎるころ、母親の付き添いなして通って来れるようになりました、それも、片道1時間半もかけて。 外に出て歩くことによって、体力も戻り、睡眠もちゃんととれるようになったのでしょう。 ひ弱な印象はありましたが、普通に学校に戻れる状態になってきたわけです。 ですが、いったん行かなくなった学校へ復帰することはその子にとってはかなりハードルが高く、それなら、無理をせず大検をとらせるような指導していこうとご両親と本人と私が決めました。 無事大検をパスし、大学へも通うようなったわけですが・・。 

彼からいろいろと当塾の話を聴いていたのでしょう、彼には付き合う女子が出来たわけですが、その彼女が当塾を一人で訪ねてきて、彼の言うことがどうしても理解できなくて困って相談に来たのです。 その彼女は彼に夢中で、それはそうで、彼はハンサムで、その上、誠実で優しい青年になっていたわけですから。 彼が彼女に言うには「僕は君に相応しい相手ではないので、君に相応しい相手が出来た時の”二番手”でよい・・」というようなことを言ってるということでした。 彼には、私が彼女に会ったことは言わずに、「そろそろ、好き子でもできたかい?」というメールを送ったら、「大好きな子が出来たのだけれど、その女性に自分が相応しくないと思い、悩んでる」という返信でした。 

独占欲がない・・というようなレベルの話ではなく、”二番手”で良いということが私にも理解できなくて、「気後れすることはないよ、こういう時は躊躇ったらダメだからね」というエールも送りましたが、”進展”してる様子もないのです。 その後のメールでも「相応しくないと思うなら、相応しい君になればよいじゃないか!」とも伝えたのですが、そういう言い方は彼には全く”響かず”、終いには返信してこないようになりました。ドーパミンの分泌量の不足とかもあるのでしょうが、”二番手”で良いという状況に甘んじることは、失恋することもなければ、何らかの責任を強いられることもなく、痛いことにもならないわけです。 でも、年齢を考えれば、好奇心を満たされることも永遠にないわけですから・・。 

自宅学習生のコスト

ここでの不登校はを積極的不登校、自宅学習生とします。 小学生から高校卒業するまで間、どのように過ごすかが問題なのです。 大学へ進学したいならば大検をとればOKなのですから、大検をとるまでの過程をどうするか?ですね。 (ちなみに、大検は資格を取らせるための検定試験ですから、よほど学力が低くない限りは誰でも取れます) 

私(塾長)などは幼稚園を中退したくらいで、その間、両親は仕事へ出てましたから、私は犬とだけ会話してたわけですが、小学校は何とか通い、中学もそこそこで、高校は休んでばかりでしたが、親父には厳しくされました。 高校を休みだした際は、「学校は行かなくてもよいが、ワシが決めたことは必ずやれ!」と言われ、シェークピア(の現代語訳版)を片っ端から読まされ、全訳しろ!と言われたこともありますが、英語で要約しろ!と言われ、1週間に一度提出日が設けられ、翌日の朝には赤インクで添削され、そこには重要と思われる文法・構文などが書き記されてました。 短編小説とか、比較文化論なども片っ端から(英語で)読まされ、数学は母親からとか、兄と姉が上に4人いましたら、家族みんなが私の家庭教師でした。 大学など行く気がない私を家族による”プロジェクトチーム”が築かれ、親父お気に入りの大学へ放り込まれた次第です。

私事が長くなりましたが、自宅学習生を大学まで入れるのにどれだけの”コストと手間”がかかったか!ということです。 家族の理解がないと成り立ちませんが、家庭教師を雇ったり、塾に通わせたり、低く見積もっても月に10万くらいはかかるでしょう。 家庭への金銭的負担だけでなく、精神的負担も半端ないものです。

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不登校 沈黙

その呼び名は、一昔前は登校拒否、最近では不登校と呼ぶようになりました。 そろそろ、自宅学習生という呼び方にかえたらどうかと思います。 登校拒否と言われていた当時と今の不登校とはその状況がかなり違ってきてます。 一昔前(スマホが普及する前)の登校拒否と言われた当時の事例から・・ 

PCが子供の手には渡らずガラ携しか持たされず、世間(世界)からほとんど孤立せざるおえない状況に追い込まれた当時のこと・・ 大病院の精神科に入院していた中2の男の子をリハビリも兼ねて塾で預かったことがあります。 週2回ほど通ってきましたが、看護婦さんが本人に気付かれないように後方で付き添うようにして通ってきました。 勉強の方は、彼とのコミュのツールでしかなく、何を教えたかはよく覚えてません。 

精神科へ入院することになった経緯は、実家が地方のド田舎であり、学校に通わず引き籠っていれば”針の筵状態”であったことは容易に想像できます。 登校拒否をその時すでに小2から中2にまで6年間続けてきたことになり、地元で入院できる病院・預かってくれる施設もなく、そのままの状況を続けることがあまりに可哀そうだ・・と親が判断したのでしょう。 3人兄弟の末っ子でした。 実家は農家であり、父親は役所勤めの公務員ということで、地方ではよくあるパターンです。 両親との面会は2度程ありましたが、私は医師でもなければカウンセラーでもありませんから、家庭内の事情に関して、ご両親はもちろん本人にも立ち入って聞き込むようなことはしませんでした。 登校拒否という事実が目の前にあるだけで、私にできることはどうやって彼と”コンタクト”をとるか?それだけでした。 

中2とはいえ、これを知っとかないと将来困るだろう・・と思われことから始め、小学5年生程度の内容から始めたと思います。 学習能力は普通くらいでしたから、能力的に学校の勉強に付いていけないことが登校拒否の理由でないことは分かりました。 私が一方的に説明しているだけで、彼が頷くとか質問するようなことはなかったと思います。 そうこうしているうちにひと月が経った頃、「僕には居場所がありません」と、ボソッと私に一言放ってきました。 その言葉に、私は固まってしまったのです。 ああだのこうだの・・はぐらかすような受け答えはいくらでもできたでしょうが、真に受け止めた返答ができませんでした。 彼と私の間でどれくらいの沈黙の時間が続いたかは分かりませんが、今振り返ってみれば、その沈黙が彼からの信頼を得たようなのです。

それからしばらくして、主治医が私に面会したいという連絡があり病院を訪ねました。 その帰りに許可を得て彼を散歩に連れ出しました。 歩きながら、彼から私にいろいろと話してくるようになり、そんな会話の中に「いつまで病院に居ればよいのでしょう」と聞かれ、「君はいたって普通だし、病院にいる理由はなさそうだね」と私が応じました。 その後、学年的には中3になるころ、退院できることになったのですが、今更、田舎には帰れないし、それこそ、彼には居場所がありません。  

ご両親と主治医と私の三者面談の中で、「アパートでの一人暮らしはできないか?」ということになり、病んでいた?中学3年生が退院後にアパートで独り暮らしというのは、今思えば、とんでもなくハードルの高いことなのです。 それでも、私の知り合いの不動産屋さんに頼み込んで、「私が責任は取るから・・」ということで、実現にこぎつけました。 私が住んでいる近くにアパートを借りることと、いつでも私に連絡がとれるような状況にあれば、しっかりした子でもあり、大丈夫だと判断したからです。 中学校には通わず、塾だけに通ってきましたが、定時制高校へ進み、その後、調理師の資格を取るための専門学校へ進みました。

その後、連絡を取り合うこともなくなり、彼の存在も忘れかけていたころ、風の便りに「どこどこのラーメン屋に努めている・・」という話を聞き、訊ねていったのですが、店内には前掛けをびしっと決めた凛々しい姿がそこにはあり、「店長!」という声に素早く反応した彼を見ていて、目頭が熱くなり、ただ黙ってラーメンを頂くしかありません。 店内に入った瞬間、彼と私の目線が交錯し、互いに意識しているのでしょうが、無理に会話をするつもりもなく、ここでも不思議な沈黙があったような気がします。 店を出る際に後ろから「ありがとうございました!」という彼の大きな声が聞こえてきましたが、私は振り返ることもなく、大きく頷いて店を出てきました。

不登校 沈黙が意味するもの・・