”9歳の壁”

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*具体的には「8~10歳の壁」

*幼児教育が終わり、周囲への気遣いが求められる時期

*自我に目覚める時期

*いつまでも幼さが抜けない子供

*誠実さは環境によって決まる



*具体的には「8~10歳の壁」

「小4の壁」という言い方もあり、9歳前後にやって来る、この壁を乗り越えられるかどうか?で、子供の将来を決定付ける壁も言われる。大切なのは”成功体験” 幼児期に身に付けることですね。 子供の学びは「楽しく在れること」が最重要です。

*幼児教育が終わり、周囲への気遣いが求められる時期

小3までは、自分中心の世界観の中で居れたことが、”周囲に気付かう”心遣いを求められ、これまで主観的に生きて来れたことから客観性をもって生きることを学ぶようになる。 幼児から”大人”への移行を余儀なくされる”9歳の壁” 認知能力と非認知能力

*自我に目覚める時期

親子関係の中で、友人関係の中で、クラスや先生の中などで、客観性をもって自分の居場所・存在を意識するようになる。 こうして、自我に目覚めていく

*いつまでも幼さが抜けない子供

いつもでも幼さが抜けない要因には三つあって、一つは1月、2月、3月生まれで、相対的に他の子供と比べて心身ともに成長が遅い。 二つ目は、その子固有の成長過程の問題であり、三つ目は、幼児教育課程の問題と親子間の在り方に所以する。 自我に目覚めていく段階をスムーズに過ごしていける子と、戸惑いとストレスを伴い、時には怒りっぽくなる子もおり、親がしっかり観察することは勿論、先生にも密に連絡を取り合うことをお勧めします。”9歳の壁” 落ちこぼれる子供たち

幼児性が抜けないように見える子の中にも、親の目がいつもでも自分の方へ向いてないと不安になる子供もいて、それで、幼児性を”装ってる”子もいるので観察が必要。

制度的仕組みによる”9歳の壁”

*制度的な仕組みで生まれる

*学童保育は小3までとなっている

*学習のサポートが必要な場合は・・

*制度的な仕組みで生まれる

文科省が作成するカリキュラムによって生まれる。 小3までは、算数で言えば、整数ばかりを扱ってきたが、少数・分数という抽象概念が問われる分野が出てくる。 10倍、100倍なら理解できても、0.1 倍、0.01倍となると、現実性・具体性がなく、子供自身が納得できず、躓くきっかけになる。

ここで注意が必要なのは、システム化脳が優位にある子には受け入れられやすいが、共感化脳が優位にある子にとっては、具体性・現実性がないことでもあり共感できず、受け入れがたい‥ということが起こってくる。 ここでは、地頭の良し悪しでなく、子性の個性に因る差異が生じていると考えた方が良い。

国語では、ただ文章を読むだけでなく、背景を理解できないと文章の意味が分からなことが起こってくる。 小3までなら、自分がどう感じるか?どう思うか?、親子関係とか友達関係とか、狭い世界観の中だけで完結したことが、より広く深い世界観を想像できないと、文章の背景が分からず、理解できないことになる。

幼少時の絵本の読み聞かせとか、漫画やアニメなどにたくさん接している子に優位に働くことは容易に想像がつく。

*学童保育は小3までとなっている

学童保育は小3までとなっており、小4になる頃から、放課後の子供の居場所がなくなることが深刻な問題となってくる。 両親共稼ぎが普通になってくると、親にとっても子にとっても(居場所を失くすことが)かなりのストレスとなる。 子供は孤独感を味わい、親にとっては心配ごとが増えることになる。一般的な認識としての「子育てのキモ」 

おじいちゃんおばあちゃんが同居してるとか、兄弟がいれば状況は変わりますが、一人っ子で両親と3人家族であれば、より深刻となります。 孤独感回避のために子を習い後に通わせる親も多くいます。核家族化が進み、親戚や兄弟などのアドバイスを受けにくいことが主な原因です。

*学習のサポートが必要な場合は・・

小3までの学習内容であればサポートの必要がなかった子でも、抽象化された学習内容となれば理解が難しく、サポートが必要になってくるので、学習塾へ依頼することになる。

個別塾、集団塾などにより、その目的や用途にそれぞれに差があり、詳しくは別ページにて解説してます。 また、受験の是非、中学入試のメリット・デメリットなどについでも。

また、親が子供を見守るとき、何より大切なのは「忍耐力」であること。

*誠実さは環境によって決まる ?・・・慶應義塾大学安藤寿康教授 



健康であるかどうかは、学習能力と同様、遺伝的要因が大きいと考えられるが、”誠実さ”こそは、親の育て方、すなわち環境に因って決まると考えたい・・ところが、最近になって、「頑張りの遺伝子」なるものが存在することがゲノム解析で見つかってきていることもあり、「誠実であれる遺伝子」も存在することが近い将来、分かってくるかもしれない。 どこまで遺伝子が関与しているのか?また、環境(教育)がどこまで様々な行動などに関与できるのか?・・とても、興味深いことになります。

<参考> 慶應義塾大学安藤寿康教授のユーチューブなどご覧になるとよいと思います。

よく考えてみれば、我々はその人の価値を何で判断しているでしょうか? また、我々を幸せにする要素とは何でしょうか? その答えは簡単で、「健康で誠実である」ことでしょう、これから先のページでは様々な議論をしていきますが、「健康で誠実である」ことが大前提となっていることだけは共有しておきたいです。また、適性こそ、最大のテーマになるべきですね。

”9歳の壁” 共感脳とシステム化脳

”9歳の壁” 認知能力と非認知能力

”9歳の壁” 落ちこぼれる子供たち

”9歳の壁” ダメな親の下では子もダメになる

”9歳の壁” 物事には理由と根拠がある

”9歳の壁”適性こそ、最大のテーマになるべき

9歳の壁” 地頭レベルを5グループに分けると・・

”9歳の壁” Bグループに属する子供たち 

”9歳の壁” Cグループに属する子供たち

”9歳の壁” Dグループに属する子供たち

”9歳の壁” Eグループに属する子供たち

”9歳の壁” 気付いた時の大人たちの対応

”9歳の壁”

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