自宅学習生のコスト

ここでの不登校はを積極的不登校、自宅学習生とします。 小学生から高校卒業するまで間、どのように過ごすかが問題なのです。 大学へ進学したいならば大検をとればOKなのですから、大検をとるまでの過程をどうするか?ですね。 (ちなみに、大検は資格を取らせるための検定試験ですから、よほど学力が低くない限りは誰でも取れます) 

私(塾長)などは幼稚園を中退したくらいで、その間、両親は仕事へ出てましたから、私は犬とだけ会話してたわけですが、小学校は何とか通い、中学もそこそこで、高校は休んでばかりでしたが、親父には厳しくされました。 高校を休みだした際は、「学校は行かなくてもよいが、ワシが決めたことは必ずやれ!」と言われ、シェークピア(の現代語訳版)を片っ端から読まされ、全訳しろ!と言われたこともありますが、英語で要約しろ!と言われ、1週間に一度提出日が設けられ、翌日の朝には赤インクで添削され、そこには重要と思われる文法・構文などが書き記されてました。 短編小説とか、比較文化論なども片っ端から(英語で)読まされ、数学は母親からとか、兄と姉が上に4人いましたら、家族みんなが私の家庭教師でした。 大学など行く気がない私を家族による”プロジェクトチーム”が築かれ、親父お気に入りの大学へ放り込まれた次第です。

私事が長くなりましたが、自宅学習生を大学まで入れるのにどれだけの”コストと手間”がかかったか!ということです。 家族の理解がないと成り立ちませんが、家庭教師を雇ったり、塾に通わせたり、低く見積もっても月に10万くらいはかかるでしょう。 家庭への金銭的負担だけでなく、精神的負担も半端ないものです。

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投稿者:

xs136481

個人経営で個別指導塾 塾長を50年続けてきました。 駅前で大手がひしめく中、運営してくことの難しさと個人経営であるが故の多様な在り方を実践してこれたことへの自負とがあります。 学習塾とはどうあるべきか、親は子へどのような接し方が”理想・現実”であるのか、ここにはすべて塾長の本音を記していきます。 そして今、老年期を迎え、「楽しく生きること」への模索を綴ってます。

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