日常での感じ方と数学的な比較判断のギャップ

日常での感じ方と数学的な比較判断のギャップ 現実的には、人は五感による感じ方でほとんどのことを判断してますが、科学的(数学的)には、それぞれの単位や基準に基づいて比較することで判断してます。 日常での感じ方と科学的な比較判断とにギャップが生まれることが「算数の苦手意識」に繋がっているのでしょうね

例えば、算数では、ゆっくり歩けば時速4kmくらいで、早く歩けば時速6kmくらいの速さになります。 子供たちにとっては、時速という言い方が出てきた時点で、「嫌だなぁ・・」という気持ちになります。 それと、4kmってどれくらいの距離なのか?もピンときません。 そこへもってきて、時速4kmの速さとは、1時間に4km進める速さです・・となると、「なんだ、そりゃぁ・・」ということになるわけです。

マラソンコースは42.195(km)ありますが、男子ならおよそ2時間くらいで走破します。 ですから、テレビで見るマラソン選手の速さは、およそ 42.195(km)÷2時間≒時速20km となります。 また、東京から大阪まではおよそ500kmありますが、時速100kmの車で行けば何時間かかるでしょう? 子供に説明するときは「時速100kmとは、1時間に100km進める速さだよ・・」と伝えること。 そうすれば、500km進むのには、500km÷100km=5時間ということが分かります。 このような様々な例を取りながら、日常的に速度の問題に慣れさせることが重要なのです。

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xs136481

個人経営で個別指導塾 塾長を50年続けてきました。 駅前で大手がひしめく中、運営してくことの難しさと個人経営であるが故の多様な在り方を実践してこれたことへの自負とがあります。 学習塾とはどうあるべきか、親は子へどのような接し方が”理想・現実”であるのか、ここにはすべて塾長の本音を記していきます。 そして今、老年期を迎え、「楽しく生きること」への模索を綴ってます。

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