ストーリー・フォト 北京 旧市街

日本に住む人間として・・大陸にやって来るとその”違い”を感じるのは運河が脈々と流れていることですね、これはヨーロッパに出かけたときも同様。物流を支えていたのは運河だったのです。 日本では、運河と言われるのもはほとんど存在せず、例えば、墨田川とか‥川なのですね。現在の中国では、運河の役割をトラックが担っているようですが、ヨーロッパでは、鉄道やトラックが担ってますが、まだ、運河を活用しているようです。 なぜ、ヨーロッパと中国でそのような違いが出てきたのか?というと、中国では人造湖を造って狭い川を運河としてましたが、ヨーロッパ大陸ではかなりの大きさの船でも通れるような(川ではなく)運河と言える大きさなのですね。

北京旧市街(胡同エリア)観光案内

1. はじめに

中国の首都・北京は、急速な近代化が進む一方で、歴史的な街並みが色濃く残る場所でもあります。特に、北京旧市街(胡同エリア)は、元・明・清時代に形作られた伝統的な街並みを今に伝える貴重なエリアです。迷路のように入り組んだ胡同(フートン)を歩きながら、古き良き北京の生活や文化に触れることができます。

本記事では、北京旧市街の歴史や特徴、おすすめの観光スポット、現地での楽しみ方などを詳しくご紹介します。北京旅行の際には、ぜひこのエリアを訪れ、歴史の息吹を感じてみてください。

2. 北京旧市街の歴史

北京の旧市街は、元朝(1271年~1368年)の都「大都」建設時に整備され、明(1368年~1644年)、清(1644年~1912年)の時代を経て現在の形になりました。北京の旧市街の中心には**紫禁城(故宮)**があり、その周囲には皇族、貴族、官僚が住む「四合院(しごういん)」と呼ばれる伝統的な住宅が立ち並んでいました。

また、故宮の周りには庶民が暮らす胡同が形成され、現在でも約1000本以上の胡同が残っています。しかし、都市開発の影響でその数は減少しており、近年では歴史的な景観を保存する取り組みが進められています。

3. 主要な観光スポット

3.1. 什刹海(シーチャーハイ)エリア

什刹海は、北京で最も美しい湖の一つとして知られ、周囲には伝統的な胡同が広がっています。湖の周りを散策したり、人力車に乗って胡同巡りを楽しんだりするのが定番の観光コースです。

◇おすすめスポット

  • 銀錠橋(ぎんていきょう):湖にかかる美しい橋で、夕暮れ時には絶景が広がります。
  • 恭王府(きょうおうふ):清朝の大臣・和珅の邸宅で、華麗な中国庭園を堪能できます。
  • 荷花市場(ハス市場):湖畔に広がる伝統的なマーケットで、土産物屋やカフェが立ち並びます。

3.2. 南鑼鼓巷(ナンルオグーシャン)

北京の胡同を代表する観光スポットで、約800年の歴史を持つ古い通りです。現在は、レトロな建物を生かしたカフェや雑貨店が並び、若者に人気のエリアとなっています。

◇おすすめスポット

  • 胡同カフェ巡り:伝統的な四合院を改装したカフェで、静かなひとときを楽しめます。
  • 京劇の衣装体験:中国の伝統的な京劇の衣装を着て記念撮影ができます。
  • ローカルフードの食べ歩き:羊肉串(ヤンルーチュアン)や北京ダックのミニサイズ版などを味わえます。

3.3. 鼓楼(グーロウ)と鐘楼(ジョンロウ)

元代から続く歴史的建築物で、かつては時間を知らせる役割を担っていました。鼓楼では、毎日数回、伝統的な太鼓のパフォーマンスを見ることができます。鐘楼に登ると、旧市街を一望できる絶好の眺望スポットです。

4. 胡同散策の楽しみ方

4.1. 人力車(リキシャー)で胡同巡り

胡同は歩いて巡るのも楽しいですが、人力車に乗ることでより快適に観光できます。地元ガイド付きツアーでは、歴史や文化について詳しく学ぶことができるのでおすすめです。

4.2. 四合院の宿泊体験

もし時間があれば、胡同エリアの四合院を改装したブティックホテルに泊まってみましょう。伝統的な建築に囲まれながら、現代的な快適さも兼ね備えた空間で特別な滞在が楽しめます。

4.3. 北京のローカルグルメを堪能

  • 北京ダック:全聚徳(チュアンチュードー)が有名ですが、ローカルな小さなお店も絶品。
  • 炸醤麺(ジャージャーメン):胡同の小さな食堂で味わう本場の味は格別。
  • 豆汁(ドウジール):発酵させた豆のスープで、北京の伝統的な朝食メニュー。

5. 旅行の実用情報

5.1. アクセス

北京旧市街は地下鉄やバスで簡単にアクセスできます。

  • 南鑼鼓巷エリア:地下鉄6号線「南鑼鼓巷駅」下車
  • 鼓楼・鐘楼エリア:地下鉄8号線「鼓楼大街駅」下車
  • 什刹海エリア:地下鉄8号線「什刹海駅」下車

5.2. おすすめの訪問時期

**春(3月~5月)と秋(9月~11月)**は、気候が穏やかで観光に最適です。冬は寒さが厳しいですが、雪景色の胡同もまた風情があります。

5.3. 注意点

  • 胡同は狭い道が多いため、歩きやすい靴を履くのがおすすめ。
  • 地元の人々が住むエリアなので、マナーを守りながら散策することが大切。
  • 現金払いのお店もあるため、少額の現金を持っておくと便利

6. まとめ

北京旧市街(胡同エリア)は、現代的な高層ビルが並ぶ北京とは異なる、歴史と伝統が息づく特別なエリアです。迷路のような小道を歩きながら、昔ながらの建物や庶民の暮らしに触れることで、より深く北京の文化を理解することができるでしょう

訪れるたびに新たな発見がある胡同エリア。ぜひ、時間をかけてゆっくりと散策し、北京の奥深い魅力を体感してください!

これらの撮影は・・ニコンD810+シグマ単焦点 で撮ってます。

大通りに響くクラクションの音、煙のように立ち上る屋台の湯気、老朽化した胡同の壁に掲げられた赤い提灯──北京市街を歩くと、過去と現在が同時に脈打っているのを感じる。私は異国の風景に身を置くたび、そこに宿る歴史と、今を生きる人々の息遣いに耳を澄ませる。

初めて北京を訪れた日は、冬の冷たい風が頬を刺す朝だった。空港から地下鉄に乗り、王府井の繁華街へと向かう。車内には地元の若者たちがスマートフォンの画面を忙しそうに指で滑らせ、年配の男性が新聞を広げている。彼らの姿は、東京の朝の風景とどこか重なる。だが、駅を降りて路地を歩くうちに、北京の持つ独特の空気が私を包み込む。

路地裏の屋台では、羊肉の串焼きが豪快に炭火で焼かれ、香ばしい煙が冬の空へと舞い上がる。その向こうには、時代を経てもなお威厳を放つ紫禁城の城壁が見える。歴史の重みと現代の喧騒が、不思議なバランスのもとで共存している。

私はそのまま天安門広場へと歩を進める。広場に立つと、見渡す限りの広大な空間に圧倒される。歴史の転換点を幾度となく見守ってきたこの場所には、静謐でありながらも強いエネルギーが宿っている。外国人観光客が記念写真を撮り、中国人の子供たちが家族と一緒に遊ぶ。彼らにとってここは、ただの日常の一部なのだ。

夜になると、北京の街はまた違った表情を見せる。前門大街のネオンが色鮮やかに灯り、人々が行き交う。胡同に迷い込むと、そこには静かな時間が流れ、小さな茶館では老人たちが囲碁を指している。現代の発展と、変わらぬ伝統の調和が、この街を唯一無二のものにしている。

旅の終わり、私は鼓楼の階段を登り、街を見下ろす。高層ビルの間にぽつりぽつりと残る歴史的建造物。その対比は、まるで中国の歩んできた道そのもののように見える。私は思う。旅人としてこの街を訪れた私は、ほんの少しだけでも、この壮大な時間の流れに触れることができただろうか。

飛行機が北京を離れるとき、私は窓の外に広がる街並みを最後に目に焼き付ける。次に訪れるとき、また違う表情を見せてくれるのだろう。変わり続ける都市の中に、変わらぬ何かを求めて、私は再びこの街へと足を運ぶことになるのかもしれない。

カメラの選び方:これからはミラーレスの時代?

カメラの選び方 プロ・ハイアマチュア向け

ストーリー・フォト 北京 昆明湖

ストーリー・フォト 北京 旧市街

ストーリー・フォト 北京でモデル作品撮り

ストーリー・フォト 中国伝統文化 楽器と踊り

ストーリー・フォト パリ市街・フランス

ストーリー・フォト アルル フランス

ストーリー・フォト 下北沢

ストーリー・フォト 夜の新宿

短編小説&写真 「どこか遠くへ」

フォトブック ポートレイト 紅葉

ポートレートの撮り方:初心者から上級者までの完全ガイド

夜に描くポートレートの撮影テクニック

強い日差しと森 公園で撮るポートレイト

国際展示会でも勝負できる編集加工

アルル国際写真祭 出展作品

投稿者:

xs136481

個人経営で個別指導塾 塾長を50年続けてきました。 駅前で大手がひしめく中、運営してくことの難しさと個人経営であるが故の多様な在り方を実践してこれたことへの自負とがあります。 学習塾とはどうあるべきか、親は子へどのような接し方が”理想・現実”であるのか、ここにはすべて塾長の本音を記していきます。 そして今、老年期を迎え、「楽しく生きること」への模索を綴ってます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です