強い日差しと森 公園で撮るポートレイト

強い日差しと森・公園で撮るポートレートの撮影テクニック

森や公園でのポートレート撮影では、強い日差しのコントロールと自然の雰囲気を活かしたライティングが重要になります。
特に、日差しの角度や影の使い方、レンズの選択によって、写真の雰囲気が大きく変わります。
ここでは、「自然光を活かしたポートレート撮影」のポイントを詳しく解説します。

1. カメラとレンズの選び方

📷 カメラ

フルサイズミラーレス / 一眼レフ(Canon EOS R6, Sony α7 IV)

  • ダイナミックレンジが広く、明暗差の大きいシーンでも細かいディテールを残せる
  • 高感度耐性があり、木陰などの暗い場所でも綺麗に撮れる

APS-C / マイクロフォーサーズ(Canon EOS R7, Fujifilm X-T5)

  • 軽量で機動力がある
  • 明るい単焦点レンズを使用すれば、背景を綺麗にボカせる
A

📏 レンズの選び方

F値の小さい単焦点レンズ(F1.2~F2.8)

  • 50mm F1.8 → 柔らかいボケ感が出せる
  • 85mm F1.4 → 被写体を際立たせ、背景を大きくボカせる
  • 35mm F1.4 → 環境ポートレートに最適(背景を広く取り入れる)

ズームレンズ(F2.8通し)

  • 24-70mm F2.8 → 幅広いシーンで使える万能レンズ
  • 70-200mm F2.8 → 圧縮効果で背景を美しくぼかせる
A

2. カメラ設定

撮影モード

  • 絞り優先(Av / A)モード → 背景のボケを調整しやすい
  • マニュアル(M)モード → 露出を細かくコントロールできる

F値(絞り)

  • F1.4~F2.8 → 背景を大きくぼかして被写体を際立たせる
  • F4~F5.6 → 被写体と背景のバランスを取る

シャッタースピード

  • 1/250秒以上 → 手ブレ・被写体ブレを防ぐ
  • 1/500秒以上 → 風で揺れる葉や髪の動きを止める

ISO感度

  • ISO 100~400 → 日中の屋外(光が十分ある場合)
  • ISO 800~1600 → 木陰や曇りの日

露出補正

  • +0.3~+1.0 → 逆光時に顔が暗くならないように補正
  • -0.3~-1.0 → 明るすぎる部分(ハイライト)を抑える
A

3. 強い日差しのコントロール

🌞 直射日光を避ける

木陰を利用

  • 木の葉の隙間から入る柔らかい光を活用(「木漏れ日ポートレート」
  • 光が強すぎる場合は、レフ板やディフューザーで拡散させる

逆光を活かす

  • 被写体を光源(太陽)に対して逆光の位置に立たせる
  • 髪の毛や輪郭が光る「リムライト」効果が生まれ、幻想的な雰囲気に

曇りの日や朝・夕方の光を活用

  • 直射日光が強すぎる場合は、曇天の日日没前のゴールデンアワー(16時〜18時頃)を狙う

ディフューザー・レフ板を使用

  • ディフューザー(透明な布や白い傘など)を使うと、光を柔らかくできる
  • 白レフ板で影を明るくする / 銀レフ板でコントラストを強調
A

4. 構図とポージング

環境を活かした構図

  • 三分割構図 → 被写体を画面の1/3の位置に配置し、背景の自然を活かす
  • 対角線構図 → 木の枝や道を斜めに入れると奥行きが生まれる

ポージング

  • 木にもたれる → リラックスした雰囲気
  • 芝生に座る → 親しみやすくナチュラルな印象
  • 髪をかき上げる → 動きを出し、表情を自然に

動きを取り入れる

  • 歩きながら撮影(リラックスした自然なポートレート)
  • 風を利用(髪の毛や服をなびかせるとドラマチックな雰囲気に)

前ボケを活用

  • 手前に草や花を入れると、ふんわりした奥行きのある写真に

5. 編集・レタッチ

🎨 Lightroom・Photoshopでの編集

露出補正

  • 明暗差が大きい場合、ハイライトを下げる & シャドウを持ち上げる

色温度調整

  • 暖色系(オレンジ・イエロー) → 柔らかい夕日の雰囲気
  • 寒色系(ブルー・グリーン) → 森の涼しげな雰囲気

シャープネスを調整

  • 目元だけシャープにし、肌は少し柔らかく調整

ナチュラルなレタッチ

  • 肌を滑らかにしすぎず、自然な雰囲気を残す

6. 強い日差しと森・公園でのポートレートにおすすめのシチュエーション

森の中の小道を歩くシーン(逆光を活かして幻想的に)
木漏れ日を浴びながらのポートレート(スポットライト効果)
芝生に座ってリラックスした表情(ナチュラルな雰囲気)
木にもたれて風を感じるシルエット(シンプルで印象的)
花や葉を前ボケに入れたふんわりポートレート

7. まとめ

📌 直射日光は避け、木陰や逆光を活用する
📌 F値を調整し、背景を美しくぼかす(F1.4~F2.8)
📌 ISOとシャッタースピードのバランスを取る(ISO 100~400, 1/250秒以上)
📌 環境を活かした構図とポージングを考える
📌 編集で自然な明るさや色味を調整する

自然の光を活かして、温かみのあるポートレートを撮ってみてください!📸✨

カメラの選び方:これからはミラーレスの時代?

カメラの選び方 プロ・ハイアマチュア向け

ストーリー・フォト 北京 昆明湖

ストーリー・フォト 北京 旧市街

ストーリー・フォト 北京でモデル作品撮り

ストーリー・フォト 中国伝統文化 楽器と踊り

ストーリー・フォト パリ市街・フランス

ストーリー・フォト アルル フランス

ストーリー・フォト 下北沢

ストーリー・フォト 夜の新宿

短編小説&写真 「私は私の物語を生きている」

短編小説&写真 「どこか遠くへ」

詩&写真 「夕影に舞う紗の袖」

AI によって、写真はどこまで進化するか?

フォトブック ポートレイト 紅葉

ポートレートの撮り方:初心者から上級者までの完全ガイド

夜に描くポートレートの撮影テクニック

強い日差しと森 公園で撮るポートレイト

国際展示会でも勝負できる編集加工

アルル国際写真祭 出展作品




────────────────────────
日本最大級の品揃え!ダーツショップ【DARTS HiVe】
9000円以上のお買い上げで送料無料!
⇒https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=44YOFB+BA1NCI+2BM0+62U37
──────────────── [PR] ─────

投稿者:

xs136481

個人経営で個別指導塾 塾長を50年続けてきました。 駅前で大手がひしめく中、運営してくことの難しさと個人経営であるが故の多様な在り方を実践してこれたことへの自負とがあります。 学習塾とはどうあるべきか、親は子へどのような接し方が”理想・現実”であるのか、ここにはすべて塾長の本音を記していきます。 そして今、老年期を迎え、「楽しく生きること」への模索を綴ってます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です