中学受験しなくても補習塾に通う

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補習塾に通いながら中学受験を検討した方が良い例・・

*少数・分数が出てきたころから算数が苦手になった

*平均・速度・密度の問題が理解できない

*漫画・アニメに興味がなく、読書もしない

*世界観が狭く、幼児性が抜けない

*集中して勉強する習慣が身に付いてない

割合の問題が出てきたころから、算数が苦手になった 「1Lで17km走る車があります。 3Lでは何km走れますか? 17×3=51km ここまでは大抵の子が正解しますが、0.5Lでは何km走れますか?という問いに戸惑いを見せる子がいます。 17×0.5となりますが、その計算に納得できない子がいます。」 ・・この段階で戸惑っているケースでは、進学塾より補習塾に通うことを勧めます。 補習塾では、算数に苦手意識を持たないような懇切丁寧な指導をしてもらえます。 

*平均・速度・密度の問題が理解できない 「12kmの道のりがあります。 時速4kmで歩いていくと何時間かかりますか? 12÷4=3時間 では、時速5㎞で歩くと何時間かかりますか? 12÷5=2.4時間となりますが、先ずは整数で割り切れないことに嫌気がさす子がいます。 そして、2.4時間を2時間24分と直せない子もいます。 それでは、同じ道のりを時速24kmの自転車で進むと何時間かかりますか? この辺から脱落していく子が多く出始めます。 12÷24なのですから、小さな数を大きな数で割ることが納得できないのです。」 ・・このケースでは、進学塾へは付いて行けません

読解力と集中力がないと進学塾へは付いて行けない ゲームにハマっている男の子に多いケースですが、漫画やアニメ・読書に興味がなく、興味がゲームばかりになる。 世界観が狭く、文章の背景が読めず、国語の読解だけでなく、算数の文章題も理解することが難しい。

ごひいきの学校があって、そのための進学・受験であれば、偏差値などには関係なく、また、塾内でどのクラスに振り分けられようが関係ありますんが、下位3クラスに振り分けられるような学力であれば、その進学塾への通塾は見直した方が良いかもしれません・・その場合は、補習塾へ通った方がテキスト・カリキュラムに無理がなく、先生も丁寧な指導をしてくれます。

中学受験の向き不向きに関係なく、受験は都立高から

一部、例外的に斬新な教育改革を実践している公立中学が出てきていることは事実ですが、多くの中学では文科省・教育委員会などの制度的問題、団塊の世代のベテラン教師が大量に退職し、20代・30代の若手教師ばかりでは生徒指導が難しく、教師の多忙により現場がひっ迫していること、優秀な生徒が中学受験で抜けてしまっていることもあり、生徒の質の低下が目立ち、まともな授業ができるような環境を維持することが難しいこと。 

ただし、最近の傾向として、無理な中学受験を避け、日比谷・西・国立などハイレベルな都立(県立・府立)校進学を前提として公立中学へ進学する場合もあります。 この場合は、通える範囲でレベルの比較的高い公立中学があるかどうかも検討しなければなりません。 また、特にごひいきの私立校があるのであれば、中学受験も向き不向きの話ではありません。

多くの公立中ではまともな授業が成り立っていないと考えれば、上位の生徒は中学受験した方が良いといえますが、中高一貫校・6年制進学校に適応できるのは上位20%くらいの生徒に限られます。 レベルの高い中高一貫校・6年制進学校では文武両道であったり、大学進学を第一と考え、かなり無理なカリキュラムを実施している学校も多くあります。 その意味では、入学者の30%くらいの”落ちこぼれ”が出ていることも事実です・・中には勉強が付いて行けずに不登校になる子もいます。 ここで、優秀かどうかを判断しているのは、算数・国語・理科・社会科・英語の主要科目の習得度と理解度であり、副教科の音楽・美術・技術家庭・体育の能力・適性はカウントしてま

勉強嫌いな子が勉強好きに変われる優れものテキスト! 進学塾に通うことなく、好きな時に好きなように学習習慣がつきます!・・「テキスタ」をお勧めします。

小学4年生(10歳)くらいまでは、教育における親の熱心さによって優秀かどうか(成績の良し悪し)は左右されますが、小学5年くらいから、算数では割合の問題が出てくることもあり、”地頭の良さ・IQ”がモノを言う年齢になってきます。 

差別的に言っているのではなく、その子の適性を優先するのであれば、”地頭の良さ・IQ”がどの程度かは客観性をもって親が知っておく必要があります。 一つの目安として、割合の問題でつまずくような子であれば、もしくは、文章題などで読解力が低いと思われる子であれば、主要科目の習得度と理解度は低いと考えて方がよく、中学受験への”積極的参加”は避けた方が良いでしょう

・・要は、進学塾に通わせることは避けた方が良く、無理な受験勉強を強いれば、子供が可哀そうですから、補習塾に通わせることがお勧めです。(参考:学習塾の選び方) 

IQが下位20%くらいに入る子供は社会性が身に付きづらく、犯罪に走るケース、巻き込まれるケースが(他の領域に属する子供たちより相対的に)多いというデータがあることを知っておきましょう。 子供に限らず、生きる上で最も大切なのは「好奇心と忍耐力」であることを付け加えておきます。

小学校高学年時での学習はとても大切で、例をあげれば、ニュースなどで盛んに耳に入って来る国名・・アメリカ、フランス、ドイツなどの地理的位置関係を知らないと”ニュースの背景が分からない”ことになってしまいます。 中学に入れば(それぞれの国の)詳細を勉強することになり、基礎知識がなければ学校の勉強についていけません・・知識というものは、それを身に付ける適齢期があり、それを逃すと身に付けることが難しくなります。 

我が子の学習脳力を”正しく”知る必要があります。 手っ取り早いのは、進学塾の入塾テストを受けてみることです。 (偏差値と言っても、いろいろな基準・数値がありますので、ここでは全国レベルの偏差値を基準とします。上位進学塾の偏差値基準ではありません)。 その進学塾が10クラス編成であれば、上位3クラスは偏差値65以上、4クラス目から7クラス辺りまでが60以上、それ以下では偏差値50位までと思われます。 偏差値50以下であれば、入塾テストで合格できない場合もあります。 ちなみに、全生徒の30%くらいは偏差値40以下です。 

上位3クラスくらいまでの子は有名(私立・公・国)中に入学可能です。 




ごひいきの学校への中学受験であれば、偏差値に関係なく、それでも、偏差値40以下では入学した学校についていけないケースもあり、親としては、その辺の見極めも必要です。

この場合の能力とは、主要4科+英語のことですが、スポーツでいえば5種競技のようなもので、走る、投げる、飛ぶなど様々な要素があります。 簡単に言えば、走るのが遅い子は大抵のスポーツには不向きです。 トレーニングすれば、少しは速くなりますが、見違えるように速くなることはあり得ません。 一般的に、偏差値40の子がいくら頑張っても60にはなりません。 偏差値40の子は精いっぱい頑張っても50を超すことは難しいです。 頑張れば偏差値は5くらいは上がるが、やらなければ5くらい下がるということです。 ただし、例外的に伸びしろが大きな子の場合、偏差値にして20位の上昇は見込めることもあります。

副教科の得意な子もいます。 大学入試でも1芸入試とかスポーツ推薦などもあり、何らかの実績によっての選抜もあります。 この世の8割方はサービス業であり、その意味では副教科の得意な子の方が社会へ出れば適性は高いかもしれません。 ですから、偏差値の高い学校へ入れたということは学ぶ力が優れているという程度のことで、人間性・人間力の方がはるかに大切なことが分かります。

生まれた時期による有利不利があります・・4.5.6月生まれの子は10月以降に生まれた子よりも心身ともに成長が早く、当然のように中学受験には有利になります。 また、昼間は学校に通い、夜は塾通いとなれば体力が必要で、体の丈夫で成長の早いことは当然、有利になります。 両親共稼ぎの子よりも、少なくとも子供の受験期には母親(または、父親)の子への生活面の支援が必要であり、受験期だけは、共稼ぎは避けた方が良いでしょう。 小学生であれば帰りの迎が必要です・・塾の終わるのは9時過ぎになりますから。  

「中学受験には向き不向き」に関する総合的考察・・ 小学3年生位までの優秀さは親から与えられた環境に因りますから、その子が持った遺伝子レベルでの能力とは違っていることも多いことを知っておきましょう。

(例あげれば)1Lで17km走る車があります。 3Lでは何km走れますか? 17×3=51km ここまでは大抵の子が正解しますが、0.5Lでは何km走れますか?という問いに戸惑いを見せる子がいます。 17×0.5となりますが、その計算に納得できない子がいます。 3Lであれ0.5Lであれ、3も0.5も同じ数なのだから、かければよいのだ!とそのまま進める子は良いのですが、納得できないことには前に進めない・・という”不器用な子”もいます。 こういう納得できないことは進めないと考える子は文系頭な子が多く、能力が劣っているわけではありません。 理系頭の子は、ルールに従っていれば最強と考えようになります。


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中学受験をしなくても補習塾に通うメリット

  1. 学習習慣の形成:
  • 補習塾では、学校の授業内容を補完するための学習サポートや補習が行われます。定期的な学習の習慣が身につき、学業成績の向上につながります。
  1. 学力向上の支援:
  • 塾では、個別指導や集団指導が提供され、生徒の学力に応じたカリキュラムが組まれます。特に苦手科目の克服や、理解度の向上を目指すことができます。
  1. 進学準備のサポート:
  • 補習塾では、進学準備に特化したカリキュラムや模擬試験が実施されることがあります。これにより、受験生と同様の対策を進めることが可能です。
  1. 学業への集中と専門的なサポート:
  • 塾では、学校とは異なる環境で学習に集中でき、専門的な指導やアドバイスを受けることができます。生徒一人ひとりのニーズに合わせた教育支援が期待できます。
  1. 学習の質の向上と自己成長の促進:
  • 補習塾での学習は、単なる学力向上だけでなく、自己成長や学習意欲の向上にも寄与します。競争意識や目標設定の学習環境が提供され、学ぶ楽しさややりがいを感じることができます。

補習塾の選び方と注意点

  • 指導方針とカリキュラム:
    塾の指導方針やカリキュラムが、生徒の学習スタイルや目標に合致しているかを確認することが重要です。生徒一人ひとりに合わせた柔軟な対応ができるかどうかもポイントです。
  • 指導者の質と経験:
    塾の指導者や講師陣の質と経験も重要です。専門知識や指導力があり、生徒の理解度を確認しながら適切なサポートを提供できるかどうかを考慮しましょう。
  • 施設や設備の充実度:
    塾の施設や設備が整っているかどうかも、快適な学習環境を保つために重要です。学習に集中できる空間や、必要な教材が揃っているかを確認しましょう。
  • 費用と通いやすさ:
    塾の費用や通学の便利さも検討するポイントです。経済的な負担や通学時間の長さが、生徒の学習や生活に与える影響を考慮し、適切な塾を選ぶことが大切です。

中学受験をしなくても補習塾に通うことで、学業の向上や自己成長を図ることが可能です。家庭や生徒の状況に応じて、最適な学習支援を提供する塾を選ぶことが重要です。

<次へ> 中学受験 ゲーム好きは勉強に不向き

中学受験 向き不向き

向き不向きの判断基準

進学塾の選び方

進学塾のメリット・デメリット

個別指導塾のメリット・デメリット

小規模塾のメリット・デメリット

塾は講師の質と相性で選ぶ

塾は講師の質の低下を危惧

意欲と集中力を身に付ける

家庭内でポジティブな環境整備

講師との相性

中学受験 入塾テスト

地頭の良さが問われる入塾テスト

効用と弊害

算数の得手不得手が合否を決める

辞めておいた方が良いケース

スポーツ好きが多い

しなくても補習塾へ通う

ゲーム好きは勉強に不向き

マンガとアニメがお勧め

読解力が決め手となる

小中高生お勧めの漫画

中学受験 男子校を選ぶ理由

女子高を選ぶ理由

共学校を選ぶ理由

割合の苦手な子は苦戦する

都市部と地方との格差

塾費用はいくらかかるか?

成功体験と挫折

時間的通学範囲

志望校の優先順位

金銭的・精神的負担

最後は子供自身に決めさせる

取り返しのつかない挫折感

反動が表れるのは中2頃

伸びしろがあるかどうか?

幼さが抜けないこの場合

母子家庭の場合

安心して通わせる公立中がない場合

志望校の文化祭に出かける

宗教色は気にしない

制服への拘り

不向きと思ったら潔く辞める

カリキュラムに付いて行けず、子供が塾を辞めたいと言い始めたら、親はどうする?

頑張ってるが、成績があがらない。それは当然で、周りも同様に頑張ってますから

親は勉強が出来たのに、なぜ、この子はできないのだろう?尋ねられて・・

大切なのは、健康と人格です。それらを犠牲にしてまで、頑張らせる意味はありますか?

自己肯定感に繋がればよいのですが、挫折感から一生苛まれることも起こります。 進学塾へ通わせるなら、親の側に、その覚悟はありますか?

小学生といえば、遊びたい盛りです。受験を無理強いすることは止めましょう!

子供のため‥と言いながら、実は親の見栄で無理な受験をさせようとしてませんか?

自宅での学習環境の整備とは言いますが、親が学ぶ姿を見せることがキモです

投稿者:

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個人経営で個別指導塾 塾長を50年続けてきました。 駅前で大手がひしめく中、運営してくことの難しさと個人経営であるが故の多様な在り方を実践してこれたことへの自負とがあります。 学習塾とはどうあるべきか、親は子へどのような接し方が”理想・現実”であるのか、ここにはすべて塾長の本音を記していきます。 そして今、老年期を迎え、「楽しく生きること」への模索を綴ってます。

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