中学受験 最後は子供自身に決めさせる

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中学受験における学校選びにおいて、子供自身が最終的な決定をすることの重要性について考えてみます。子供が自らの意思で学校を選ぶことは、自己肯定感の向上や責任感の育成、そして将来に向けた自己決定力の養成に大きく貢献します。そのためには、以下のような理由と具体的なアプローチが有効です。

子供自身に決めさせる理由

  1. 自己肯定感と自己決定力の向上:
    子供が自分の意思で学校を選ぶことで、自己肯定感が高まります。自分の意見や選択が尊重される体験を通じて、自己価値を高めることができます。また、将来の進路選択にも積極的に取り組む姿勢が育まれます。
  2. 責任感と成長の機会:
    子供が自分で決めた学校に通うことで、その学校での学業や生活に対する責任感が芽生えます。自分の選択に責任を持ち、その結果を受け入れることで成長し、社会での自己責任を果たす力を身につけることができます。
  3. 学校生活の満足度とモチベーション:
    子供が自分の興味や関心に合った学校を選ぶことで、学校生活に対する満足度が高まります。自分の力を発揮しやすく、自己実現の道を見出すことができます。その結果、学ぶ意欲も向上し、成長の機会を広げることができます。

具体的なアプローチ

  1. 情報提供と相談:
    子供には、異なる学校の特色やカリキュラム、雰囲気などについて十分な情報を提供します。保護者との相談を通じて、子供の意見や希望をしっかりと聞き取ります。子供が関心を持つ分野や将来の夢に応じた学校を見つけるための土台作りが重要です。
  2. 学校訪問や体験入学:
    子供と一緒に、実際に学校訪問や体験入学を行います。直接学校の雰囲気や授業内容を体験することで、子供自身が学校の魅力や教育方針について感じ取ることができます。この体験が、最終的な決定に大きく影響します。
  3. 子供の興味や関心を尊重:
    子供が特定の学問分野や活動に興味を示している場合、それに合った学校を選ぶことが重要です。将来の目標や進路に向けて、子供が自分の適性や情熱を活かせる学校を見つけるために、その興味を尊重しサポートします。

親の役割

親の役割は、子供が自信を持って受験に臨めるように支援することです。しかし、親はあくまでサポート役であり、最終的な決定は子供自身が行うことが重要です。具体的な親の役割としては、

  • 心のサポートとモチベーションの維持:
    受験期間中のストレス管理やモチベーション維持が重要です。親は理解と励ましを通じて、子供の安心感を促進し、受験に対する前向きな姿勢を支えます。
  • 学習環境と支援の提供:
    家庭での学習環境の整備や、受験勉強の計画立案、学習方法のアドバイスなど、子供が効果的に学習に取り組める環境を整えます。
  • 情報収集と選択のサポート:
    学校選びにおいては、親が子供に対して情報提供や学校見学の機会を提供し、子供の意思決定を尊重します。親自身が決めるのではなく、子供と共に選ぶ姿勢が求められます。
  • コミュニケーションと相談の場の提供:
    子供の気持ちを尊重し、受験に関する悩みや不安を共有する場を提供します。親としての理解と共感が、子供の自己肯定感を育む一助となります。

弊害として考えられること

親の意向が子供の意向よりも優先される場合、以下のような弊害が生じる可能性があります。

  • 学習意欲の低下:
    子供が自らの興味や能力に合わない進路や学習方法を押し付けられると、学習意欲が低下する可能性があります。自主性や自己肯定感が損なわれ、学びに対するモチベーションが低下することがあります。
  • ストレスや不満の増加:
    子供が自分の意向と異なる進路を強要されると、ストレスや不満が生じやすくなります。家庭内のコミュニケーションや関係性が悪化する恐れがあります。
  • 適性や能力の発揮の妨げ:
    子供の興味や適性に合わない進路を選択させることで、本来の能力や才能を発揮する機会が失われる可能性があります。長期的には、職業選択や自己実現においても制約が生じることがあります。
  • 家族間の摩擦や対立:
    親の意向と子供の意向が対立する場合、家族間での摩擦や対立が生じることがあります。これが家庭環境や子供の精神的な健康に悪影響を及ぼすことがあります。
  • 逆効果な成績や学業成果:

<次へ> 中学受験 塾は講師の質と相性で選ぶ

親子で学べる「優れもの教材」

中学受験 向き不向き

向き不向きの判断基準

進学塾の選び方

進学塾のメリット・デメリット

個別指導塾のメリット・デメリット

小規模塾のメリット・デメリット

塾は講師の質と相性で選ぶ

塾は講師の質の低下を危惧

意欲と集中力を身に付ける

家庭内でポジティブな環境整備

講師との相性

中学受験 入塾テスト

地頭の良さが問われる入塾テスト

効用と弊害

算数の得手不得手が合否を決める

辞めておいた方が良いケース

スポーツ好きが多い

しなくても補習塾へ通う

ゲーム好きは勉強に不向き

マンガとアニメがお勧め

読解力が決め手となる

小中高生お勧めの漫画

中学受験 男子校を選ぶ理由

女子高を選ぶ理由

共学校を選ぶ理由

割合の苦手な子は苦戦する

都市部と地方との格差

塾費用はいくらかかるか?

成功体験と挫折

時間的通学範囲

志望校の優先順位

金銭的・精神的負担

最後は子供自身に決めさせる

取り返しのつかない挫折感

反動が表れるのは中2頃

伸びしろがあるかどうか?

幼さが抜けないこの場合

母子家庭の場合

安心して通わせる公立中がない場合

志望校の文化祭に出かける

宗教色は気にしない

制服への拘り

不向きと思ったら潔く辞める

カリキュラムに付いて行けず、子供が塾を辞めたいと言い始めたら、親はどうする?

頑張ってるが、成績があがらない。それは当然で、周りも同様に頑張ってますから

親は勉強が出来たのに、なぜ、この子はできないのだろう?尋ねられて・・

大切なのは、健康と人格です。それらを犠牲にしてまで、頑張らせる意味はありますか?

自己肯定感に繋がればよいのですが、挫折感から一生苛まれることも起こります。 進学塾へ通わせるなら、親の側に、その覚悟はありますか?

小学生といえば、遊びたい盛りです。受験を無理強いすることは止めましょう!

子供のため‥と言いながら、実は親の見栄で無理な受験をさせようとしてませんか?

自宅での学習環境の整備とは言いますが、親が学ぶ姿を見せることがキモです


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投稿者:

xs136481

個人経営で個別指導塾 塾長を50年続けてきました。 駅前で大手がひしめく中、運営してくことの難しさと個人経営であるが故の多様な在り方を実践してこれたことへの自負とがあります。 学習塾とはどうあるべきか、親は子へどのような接し方が”理想・現実”であるのか、ここにはすべて塾長の本音を記していきます。 そして今、老年期を迎え、「楽しく生きること」への模索を綴ってます。

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