花魁画像

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実際（実物）の花魁は撮ってません。　モデルに花魁を演じてもらい、撮影してます。　これらの画像はアルルの国際写真祭に出展したものを多く含みます。

この頃から、フォトショを使い、かなりの編集を加えてます。

日本という国が伝統文化というところでどれだけ恵まれているかを実感した展示会となりました。　衣装としては、着物が世界一です。　展示作品は、長編１００ｃｍの大きさとなりますから、細部のディテールもすべて見えてきます。　特に花魁の衣装の素晴らしさは際立っており、次のページに載せている花魁衣装は映画撮影用に使用されたものを手に入れて撮影しましたが、生地には絹の詩集が入っており、本物でもあり、原価は２５０万くらいの値段が付くと思われます。　

撮影をしている時って、ファインダーの中の映り込みばかりを見ていて、これほどまでの豪勢なモデルの美しさは、目の前にしながら、見えてはいるものの、鑑賞はしてないんですよね、なんと持ったないことをしたのやら・・と、今となっては悔やんでますね。

上の画像は、当地（アルル）では評判になり、評価もかなり高かったと思います。　なぜ、評価が高かったのか？その理由は、モデルの目線にあります。　この画像では伝わりにくいかもしれませんが、その目は死んでるんですね。　花魁の疲労感ややるせなさがそのまま絵になっているというのが、彼らの評価です。　彼らは日本文化には深い造詣と解釈があり、・・と同時に厳しい見方をしてます。　

この画像の編集にはかなりの時間を要したことを覚えてます。　右側に強い緑がありますね、フォトショで書き込んでます。　細部に至っては、自分でもその細かな編集は覚えてないくらいです。

このモデルを称して、これ以上に花魁を演じることができる女性は見たことがないと、スタイリスト共々、関係者が語っていたことを今も覚えています。　ただ、花魁って、もうちょっと泥臭いのですよね、綺麗すぎるのです、花魁にしては。

上の画像は、意識的に彩度を落とし、古めかしさのある趣のある画像になってます。

アルルの国際写真祭へ人物を撮って出展したのは私が初めてだそうです。　アルルと言えば、フランス南部の地中海沿岸に位置し、ゴッホが多くの作品制作したことでも知られてます。　TGVが近くを通ってないこともあり、交通の便がイマイチです。　写真の展示会としては世界で最も知られてます、日本では有名ではありませんが。　ちなみに、展示会場を載せてきます・・会場というよりは宮殿です。