*受験校の決め方 アクセス
*付属校なのか?進学校なのか?
*偏差値で選ぶ
*合格実績ではなく、進学実績を見よう
*設備はどうか?をしっかり見てこよう!
*共学か?別学か?
*カリキュラムで選ぶ
*受験校の決め方・アクセス 中高一貫校であれば、6年間通うことになるので、とても重要なことになります。 時間的には1時間以内、多く見積もっても1時間20分以内というのが原則です。 それと、通勤通学ラッシュとは逆方向になってると好都合です。 朝、都心に向かう場合とその逆では、込み具合が二分の一から三分の一に軽減されます。始発からなら、座っていけるかもしれませんし、その間、読書なども出来るかもしれません。 東京に住んでれば、新宿、渋谷、池袋などでの乗り換えがあり、その子供に寄りますが非常にプレッシャーになることもあります。 できれば、混雑が避けられるような交通機関のとれることが学校選びの基本となります。
*付属校なのか?進学校なのか? 例えば、付属校として、青山学院中等部を例にあげましょう。 幼稚部、小等部から持ち上がりで来る生徒もいます。 大学までの内部進学を前提として、中等部から入試により第一希望で入学してくる子もいれば、第一希望は落ちたが、第二希望として入学してくる子もおり、大学受験は他大学を前提として入学してくる子もいます。 したがって、他大学受験を前提としたクラス分けもあります。 青学には理系は理工学部だけですので、医療系学部への進学者は自ずと他大学受験になります。 付属校に進学するのであれば、青学のような人気大学を上に背負っているならば内部進学生が多いことは想像できますが、そうではない場合には、高校卒業時には半分以上、90%以上が専門学校なども含め、外部受験となるような付属校もありますので、受験する際にはしっかりした下調べが必要です。
6年制進学校であれば、卒業生全員が大学受験となり、高2高3ではほとんど予備校と化していくような進学校も少なくありません。 このような傾向は偏差値が高くなればなるほど顕著になります。 受験指導が何よりも優先する進学校もあれば、文武両道を理念として貫いている学校もありますので、その子供にあっているかどうか?学校見学なども合わせて下調べをしておく必要があります。
*校風が我が子に合っているかどうか? 受験指導に軸足を取っているような学校であれば、頑張れる子であれば問題はありません。 宗教色のある学校、キリスト教系では伝統を重んじるカソリック、自由度の高いプロテスタント、仏教系などがありますから、それらの慣習がお子さんに合わない場合もあります。 このような心配がある場合は、実際に学校見学をし、そこに通う生徒たちの姿を見れば分かることも多くあります。 説明会では、その学校の理念、方針などが語られますが、その語られる順序には気を付けましょう(その学校の優先度の高い順に説明されますので、受験校選定にはとても役に立ちます)。
*偏差値で選ぶ 大学受験を前提として受験校を選ぶならば、偏差値のより高い学校に受かりたいと思うことは当然ですが、入学できた後のことも考慮しておく必要があります。 偏差値の高い学校によりその傾向が強くなりますが、クラス編成は成績順となっており、上位のクラスにはより優れた先生が配属され、下位のクラスでは活舌の良くない授業が分かりにくい先生になることもあります。 ・・このことで考えることは、ぎりぎりの成績で入学するよりは少し余裕をもって入学するほうが、より良い先生に当たりより良い授業を受けられる確率も上がります。 第一志望校は落ちたが、第二志望校に入学したことにより、結果として、より良い授業が受けられ、モチベーションを高く維持でき、希望の大学に入学できた例も多くあります。 基準はあくまでも偏差値になりますが、負けん気の強い子であればぎりぎりの合格でもよいが、必ずしもそうではないことを知っておきましょう。
*合格実績ではなく、進学実績を見よう 大学進学の内容ですが、合格実績は一人の生徒が複数校を合格すればその数はすべてカウントしますので、合格実数よりかなり多くなります。 それでも、進学実績となれば、実際に進学した生徒だけをカウントすることになり、その信頼度はずっと上がります。 逆に、進学実績を先に掲げる学校は信頼度が上がりますが、合格実績ばかりを大きく表示している学校は良心的とは言えません・・成績の良いものばかりが優先されるシステムになっていると考えられます。
それから、注意したことが・・入学時の偏差値を進学実績と比較してみると、その学校の学業における教育熱心さが見えてきます。 良く言う、入り口と出口のレベル差を比較することです。
*設備はどうか?をしっかり見てこよう! アクセスや校風と同様、その学校の設備は子供にとっては学ぶ環境としてとても重要な要素となります。 自由で開放的で楽しく学べることは日々通う子にとっては最優先事項かもしれません。
*共学か?別学か? 男子校、女子校、共学校がありますが、これらの向き不向きは子供によってかなり違ってきます。 男子校、女子校は異性への意識をしないで済むと考えれば勉学・スポーツにより打ち込むこともできますが、共学校であれば、それなりの気遣いも必要です。
*カリキュラムで選ぶ 必須科目と選択科目の単位数からだけでは見えてきませんが、各科目の時間数を比較してみること、そして、履修科目数の多さが重要になってきます。 例えば、文武両道の進学校であれば、理科は生物、化学、物理、地学。 社会では地理、日本史、世界史、現社、倫理社会などまで幅広く選択させられることもあり、生徒にとってはかなり負担になります。 中には工業系の学校、商業系の学校などもあり、カリキュラムに偏りがあることも知っておきましょう。
国立大進学を前提とするような進学校では、数2・Bまでが必須科目なりますから、理数系が苦手な生徒にはかなりきついカリキュラムとなります。 これからは、英語での授業を展開する学校も増えてくることでしょう。 英語が出来て当たり前の学校へ通うことは、英語が苦手な子にとってはトラウマにもなりそうですね。