失敗する教育 家庭環境

普段の生活の中でも、この世にはとっても興味深く面白いことで溢れている・・というような在り方(家庭内での雰囲気づくり)はとても大切です。 子供は親を見て育ちますから、親が楽しく学んでいれば、家庭内では、学ぶことこそ人生の喜びであるとが共有できるようになります。 このことは、教えることではなく、後ろ姿で、親が子に見せることです。

中学受験専門 家庭教師【一橋セイシン会】


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*勉強することがいつしか苦行となってしまう

*楽しければ、成績はどんどん上がる

*結果だけを見て評価するするのはやめよう!

*強制的に勉強させられれば、自己肯定感を持てない

*実現不可能な目標を立てられれば、やる気が失せる

*子供に大切なことを伝えるには、最初と最後の言葉が重要

*勉強に限らず、何事も努力がなければ・・成し得ないと我が子に言い続けている。 いつしか、勉強がいつしか苦行となってしまう。 こういう状況で、子供にとって勉強することが楽しいと思えるかどうか?考えてみてください。 努力をすれば報われる‥確かにそのこと自体は正しいが、「努力」ということを前提にすると、勉強すること自体が楽しくなくなり、「苦行」となってしまう

普段の生活の中でも、この世にはとっても興味深く面白いことで溢れている・・というような在り方(家庭内での雰囲気づくり)はとても大切です。 子供は親を見て育ちますから、親が楽しく学んでいれば、家庭内では、学ぶことこそ人生の喜びであるとが共有できるようになります。 このことは、教えることではなく、後ろ姿で、親が子に見せることです。

面白く楽しいから勉強するのであれば、成績はどんどん上がっていきます。 

特に、中学受験時には、親子で一緒に勉強するという意味では、両親にとってかなりの負担になります。 中学受験用テキストでは、柔軟に考える力が試されることもあり、親にとっても、その内容は難しく、それを専門職とする塾長歴50年の私でも、家に帰り、プレイべート時に子供と一緒にそれらの問題と向き合うことはとてもキツイことでもありました。 ですから、一般の親が塾用テキストを子供と共に勉強することはかなり難しいことと思います。 そういう場合は、集団塾へ通いながら、個別指導塾へ同時に通うことをお勧めします。

*結果だけ見て評価する・・

一般社会であれば、結果を出さないことにはすべては意味がないと考えることも多くありますが、子供が定期的に受けるテストで、結果が良ければ褒めておげる、でも、結果が悪いと叱る親がいますが、それはしないようにしましょう。 それよりも、大切なのは結果に至るプロセスなので、何で点数が上がらなかったのか?以前と比べて落ちたのか?を親子でしっかり話し合い、次への対策を考えていくことです。 どのような準備をすればよいか?対策を立てればよいか?勉強内容を親も子供と一緒にしっかり検討し、また、学ぶことが大切で、結果が悪かったことを叱ってはなりません。 

強制的に勉強させる・・ 

昭和の時代では、何をするにも強制的にさせれば上手くいくと信じられた時代はありました。 また、それにより、良い結果を出すこともできましたが、令和の時代では、そのやり方はほとんど無理となり、中学受験を無事にクリアできても、中学入学後に反動が出て、反抗期とも重なり、まったく無気力な子のなるケースを多く見てきました。 このような状況はかなり重症で、立て直すことが非常に難しいです。 なぜ、難しいかと言えば、受験に合格しても強制的にやらされた結果なので、最も大切な「自己肯定感」が得られないからです。 自己肯定感が得られない強制的な勉強

また、言わないとやらない、だから厳しく言う・・という悪循環に陥ることになります。 このような場合は、放っておいて、子供に失敗させることも必要です(子供は失敗させれば反省する)。 例えば、学校から出た宿題を親が言わないとやらない子はいます。 そのような生徒は学校の先生から「おたくの子はしょっちゅう宿題を忘れてきます。 そのようなことがないように親がしっかり管理してください・・」などと言われます。 が、子供がやらかしたことには、子供自身が責任を取るように習慣づけましょう。 失敗すれば、必ず、子供の心内では反省してます。 そして、失敗を重ねれば、必ずいつか、主体的に自己管理ができるようになります主体的に取り組むことの大切さを伝えること)。 時間はかかりますが、この辺は「親子の我慢比べ」的ことでもあり、じっと親側は我慢し、子供が自発的に物事に取り組む姿勢を学ぶように仕向けることです。

実現できない目標を立てる・・

男親がやりそうなことですが、たぶん不可能(妄想としてしか思えないよう)な目標を立てる。 実現可能なことであれば頑張れますが、とてもじゃないが、手に届きそうにないことに目標を置くことは、子供のやる気を損ねます。 手の届くところに目標(目標設定は子供にさせる)を置くことです。 それが達成できたら、また、手の届くところに次の目標を立ててやればよいわけです。 ・・ここでの注意点は、目標を達成すればまた次の目標が置かれることに、子供としてはどんどん負担が増していくことになります。 子供というのは、際限なく、目標(バー)を上げられることに終いには嫌気がさしてしまうことなります。 このような”負のサイクル”に陥らないためにも、親が設定するのではなく、子供自身がしっかり設定するようなシステムに徐々に変えていくことも親側の工夫と言えます。

*子供に大切なことを伝えるには、最初と最後の言葉が大切・・ 

テスト成績などが芳しくない場合、生活習慣に問題がある場合、「この成績じゃ、目標とする学校に合格するのは難しいね。 普段の時間の使い方や友達関係など、しっかり自己管理していかないと、いつもで経っても、だらだらとした生活になってしまうね。 このままじゃ、塾費用だって無駄になっちゃうし・・」と切り出します。 そして、その後はいろいろと具体的子を含めて話は続いていきますが、最後に「お前なら、頑張れば何とか達成できよ!」と励ましてやります。 最初はネガティブな内容から始めて、最後に希望が持てるような会話で締めくくってやると、言われた方は「頑張ろう!」という気持ちになります。 ところが、その逆に、「お前、よく頑張てるし、それなりの成果は出てるね」そして、最後に「でも、今のままじゃ、目標を達成するのは難しいから、もっと頑張らなきゃね」という言い方をされると、「あっそうなんだぁ・・」ということになり、落胆してしまうことになります。 ですから、同じことを話すにも、最初はネガティブにスタートし、最後に持ち上げておけば、伝えたいことが素直に伝わり、励ますこともできます。 人というのは大人も子供も一緒で、最初を最後はしっかり聞いてますが、途中はほとんど覚えてないものです。 ですから、最初と最後が重要なのです。

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塾長として、親御さんと面接していて・・ 

親が約束の時間を守れない・・

*親ばかり話をしていて、子供はただ横で黙っている

*我が子の学力を客観的に把握してない

親が約束の時間を守れない・・

親御さんと面接する機会があって、親御さんが時間を守れない・・ということがあって、そういう家庭の子供であれば、”時間にルーズ”なのだろうと思うことがあって、これじゃ、子供がちゃんと勉強するはずはないだろうと悲観的になります。 約束した時間を守れないようでは、この教育以前の問題ですね。

面接時に、親ばかりが話し子は黙っている

子供が無理に親に連れて来られた感ありありで、子供の方から話してこようとはしません。 このようなケースでは、子供は進んで塾にやって来るのではないことはみえみえで、これじゃ、来塾しても成績は伸びるわけない・・と思ってしまいます。

我が子の学力を客観的に把握してない

親さん自身が勉強をしたことがないのか、現状の教育状況に疎いのか、我が子の置かれている“位置”を把握してません。 学校のテストで80点以上をコンスタントにとって来るので、我が子はそこそこ勉強ができると思っている。 我が子の学力を客観性をもって把握してないと、我が子のあった学習塾選びも難しく、塾に何を期待しているのかもあやふやな状況になります。 レベルの高い塾に通ったこともなく、公立小学校で80点くらいをコンスタントにとっているような子は、中学受験レベルでは、おそらく偏差値40前後のことが多く、進学塾の選抜テストも合格することすら難しいのが現実です。 まれに、地頭がよく、見違えるように学力アップする子がいることもありますが。

<参考リンク>

親が子供を見守るとき、何より大切なのは「忍耐力」 

精神疾患のある子供へのサポート

消極的不登校生と家庭環境の相関性

積極的不登校生と家庭環境の相関性

「家庭環境」と「犯罪行為」との相関関係と相関図

「高学歴」と「高収入」との相関関係

「家庭の経済力」と「偏差値の高さ」の相関関係

知能指数(IQ)と偏差値の相関関係

”9歳の壁” 認知能力と非認知能力

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個人経営で個別指導塾 塾長を50年続けてきました。 駅前で大手がひしめく中、運営してくことの難しさと個人経営であるが故の多様な在り方を実践してこれたことへの自負とがあります。 学習塾とはどうあるべきか、親は子へどのような接し方が”理想・現実”であるのか、ここにはすべて塾長の本音を記していきます。 そして今、老年期を迎え、「楽しく生きること」への模索を綴ってます。

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