「子育て相談箱」何事にも積極性をもって望んでほしいが、思索があれば・・

「何事にも積極性をもって望んでほしいが、思索があれば・・」というテーマに基づき、塾長として親や子供に対してアドバイスをする場合、次のような内容で展開することが考えられます。


積極性と深い思索のバランス

「積極性をもって何事にも望んでほしい」という言葉は、親が子供に対してよく抱く願いの一つです。行動を恐れず挑戦し、新しい経験を積むことで成長してほしいと願うのは自然なことです。実際、学びの過程で積極性は非常に重要です。学校や塾での授業、試験準備、部活動、友人との関係づくりなど、多くの場面で子供たちは積極的に取り組む姿勢を求められます。積極的であることは、自信や前向きな自己評価にもつながり、成長の原動力となります。

しかしながら、ただ積極性があればいいというわけではありません。「思索」がなければ、積極性はただの無謀さになりかねません。たとえば、受験勉強において、何でも手を出すことで時間を無駄にすることもあります。やみくもに取り組むのではなく、まず何を優先すべきか、どのようなアプローチが効果的かを深く考えることが重要です。思索とは、単に考えるだけでなく、目的や戦略を持って行動するための指針となるものです。

積極性が生む経験と思索が生む智慧

子供たちがさまざまな挑戦を積極的に受け入れることは、貴重な経験を積む機会になります。失敗を恐れずに挑戦することによって、成功した時の達成感や、失敗から得られる学びは計り知れません。たとえば、模擬試験で満足のいかない結果が出た場合、それを単なる失敗として終わらせるのではなく、次の対策にどう活かすかを考えることが大切です。このように、積極的な行動を通じて得られた経験は、その後の成功へのステップとなるでしょう。

一方で、「思索」を伴った行動は、その経験をより深い理解に結びつけます。子供たちがなぜその行動をとるのか、どうしてその結果が得られたのかを考えることで、単なる経験が智慧へと変わります。模擬試験で失敗した場合も、なぜうまくいかなかったのかを分析し、次にどうすればより良い結果を得られるかを思索することで、次の挑戦に向けた確かな戦略を築くことができます。

親としてのサポートの在り方

親が子供に積極性と思索の両方を促すためには、まず親自身がそれを理解し、実践する姿を見せることが大切です。子供が積極的に行動できるよう、失敗を恐れない環境を整え、努力を評価することが必要です。また、子供が考え込んでいる時には、その思考をサポートするために質問を投げかけ、彼らが自らの行動を振り返り、次に活かせるような環境を整えましょう。

具体的には、以下のようなアプローチが考えられます。

  • 行動を後押しする姿勢を持つ
    子供が新しいことに挑戦しようとしている時、親が不安や否定的な言葉をかけてしまうと、子供は行動する意欲を失いかねません。失敗しても良いという姿勢を持ち、挑戦すること自体を評価しましょう。また、失敗した時もその経験をポジティブに捉えるために「この失敗から何を学べるか」を一緒に考えてあげることが大切です。
  • 思索の時間を尊重する
    子供たちがじっくりと考える時間を持てるように、焦らせることなく、思索する余裕を与えましょう。学校や塾の勉強だけでなく、日常生活の中でも、「今、どのように感じているのか」「なぜその選択をしたのか」を問いかけることで、子供の内面を引き出し、思索を促すことができます。
  • 自己決定を尊重する
    子供が自分自身で選択し、決定する機会を与えることも、思索を深めるために重要です。親が全てを決めてしまうと、子供は自分で考える力を養うことができません。たとえば、受験に向けてどの科目に力を入れるべきか、どの問題集を選ぶかといったことを、親が一方的に指示するのではなく、子供自身に考えさせることで、主体的に取り組む姿勢が育まれます。

思索を深める方法

子供が思索を深めるためには、日常生活での経験を通じて考える力を育むことが重要です。たとえば、以下のような活動を取り入れることが考えられます。

  • 読書
    読書を通じて、さまざまな価値観や視点に触れることで、子供たちの思索が深まります。特に物語やエッセイなどを読むことで、自分とは異なる立場の人物の考えや感情を理解し、視野が広がります。
  • ディスカッション
    家族や友人とのディスカッションも、思索を深めるための有効な手段です。自分の考えを言葉にして伝えることで、論理的に物事を考える力が養われます。ディスカッションの中で他者の意見に耳を傾け、自分の考えを再評価する機会が生まれるため、思索の幅が広がります。
  • 振り返りの時間を設ける
    何かを達成した後や失敗した後に、その経験を振り返る時間を持つことが大切です。受験勉強であれば、模試やテストの後に結果を見直し、どの部分がうまくいったか、どの部分に改善が必要かを考える時間を設けることで、次の行動につながる思索が深まります。

このように、積極性と深い思索のバランスを持つことで、子供たちは挑戦する力を養い、同時にその経験から学びを得る能力を高めていくことができるでしょう。親としては、子供たちが自らの考えに基づいて積極的に行動し、成長するためのサポートを続けていくことが何よりも重要です。

小学生の子供を持つ親御様へ

スポーツクラブに所属、習い事で、勉強する時間も体力もない子供もいます。

父親の影響もあって、サッカーにしか興味がありません

サッカークラブに属し、勉強時間がない

生徒会などには積極的だが、肝心の勉強が疎かになる

モノ作りが好きで、受験には興味がない

家庭環境に問題がある場合

母子家庭です。父親がいなことのハンデを克服するために・・

父子家庭です。娘にへの対応の難しさを実感してます

母親が子離れできない場合の対処

祖父母が甘やかすので困っている

(母親)子供に対して、イライラが止まらない

塾へ通わせたいが、経済的余裕がない

塾に通わせたいが、送り迎えが出来ない

頑張り屋さんですが、友達が出来ません

地方に住んでいることもあり、近場に良い塾がありません

自然豊かな田舎生活を送っているが、子供の将来に不安もある

もう一人子供が欲しいが、教育費や養育費に不安がある

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その他、様々な環境下において・・

宿題をやらない、忘れ物が多い、朝起きられない

「小1に壁」について

「9歳の壁」について

夫はエリートですが、息子は私に似て勉強が苦手です

学校の担任との相性が悪そうです。改善策は?

夫は優秀だが、私の遺伝なのか、子が勉強しない

中学受験を止めたら、教育不熱心な親と思われるようになった

自分がチャリで走り回れる地理にしか興味がありません

新聞はとってません。ネット環境だけで大丈夫でしょうか?

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海外へ留学させたいが、その時期と手順を知りたい

AIの急激な進化に因る、未来の子供に求められるものは?

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親子関係と子供の様々な性格的問題・・

反発することばかりで、親の言うことを聞こうとしない

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小学3年生ですが、落ち着きがなく、集中できない

学校のカリキュラムに付いて行けません。アドバイスを・・

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約束を守れません。対策は?

4年生になった頃から、学校を休みがちです。この先が心配

何をやっても他者よりも劣っており、コンプレックスの塊に

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我が子がいじめの対象にならないでほしい

小学校へ上がるハーフの子を持つ親ですが、心得を知りたい

周囲への気遣いで、疲弊している子供が可哀そう

我が子のキレやすい性格を直したい

叱り方が分からない

偏食が過ぎる子供はどうすればよい?

男の子の育て方が難しい

虚言壁のある子を治すには?

友達に乱暴な子がいる、友人関係に不安

言い訳ばかりして、真剣に取り組みません

言い訳をするのでなく、責任感のある子に育ってほしい

自分よりできない生徒もいるし、上を目指そうとしない

目立つことを避け、何事もほどほどに・・

孤立することを恐れ、誘いを断れない

やれ!と言えばやるが、言わなければやらないループに入ってしまう

小学4年生、知的好奇心旺盛な子にしたいが・・

忍耐力のある、頑張りの利く子供にしたい

何事にも欲がない

頭の悪いせいにして、勉強に頑張りがない

ネガティブ思考が強く、積極性に欠ける

サボり癖が抜けない

自分の意見をしっかり言える子にしたい、小学5年

周囲に流されやすく、自己主張がない

根拠のない自信ばかりで、真剣さが感じられない

目立つことを恐れているのか、意識的に手を抜いた勉強をする

我が子は学校を休みがちだが、そのことを夫には相談できない

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投稿者:

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個人経営で個別指導塾 塾長を50年続けてきました。 駅前で大手がひしめく中、運営してくことの難しさと個人経営であるが故の多様な在り方を実践してこれたことへの自負とがあります。 学習塾とはどうあるべきか、親は子へどのような接し方が”理想・現実”であるのか、ここにはすべて塾長の本音を記していきます。 そして今、老年期を迎え、「楽しく生きること」への模索を綴ってます。

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