「子育て相談箱」自分の意見をしっかり言える子にしたい、小学5年

「自分の意見をしっかり言える子にしたい」という希望を持つ親へのアドバイスを以下に記述します。


自分の意見を持つための環境づくり

小学5年生は、社会的な関心が広がり、自己主張がより強く表れる年齢です。この時期に「自分の意見を持つ」ことを促すためには、まず、家庭や学校などの環境がとても大切です。親が子供の意見を尊重し、自由に話せる環境を整えることで、子供は自信を持って自分の考えを表現できるようになります。

1. 質問を促す姿勢

日常生活の中で、親が子供に対して「どう思う?」と尋ねることは非常に効果的です。例えば、ニュースを見たときや家族での会話の中で、「君ならどうする?」と問いかけることで、子供は自分の意見を考える機会を得ます。特に、子供が興味を持つ話題について問いかけると、自然な形で自分の意見を話すことができるようになります。

2. 意見の違いを尊重する

親としては、子供が自分と異なる意見を持った場合でも、その違いを受け入れ、尊重する姿勢が必要です。子供の意見が間違っていると感じても、まずはその意見を聞き、なぜそう思うのかを確認しましょう。そして、「あなたの意見も一理あるね」と、まず肯定的に受け止めた上で、異なる視点を提供することで、子供が自分の意見を柔軟に発展させることができます。

3. 自己表現を奨励する活動

意見を持つこととそれを表現することは、しばしば異なる能力です。子供が自分の考えを表現できる機会を増やすことも重要です。学校の作文や発表の場、家庭内でのディスカッション、または趣味の活動を通じて自己表現を練習させると良いでしょう。例えば、絵を描くことが好きな子供には、自分の作品について話させる機会を与えることで、自然に自分の意見を述べる力が養われます。

4. 批判的思考を育てる

子供が他人の意見に対しても批判的な思考を持てるように促すことは、自己主張の一環です。「なぜそのように考えるのか?」という問いかけを繰り返すことで、子供は自分の意見をより論理的に考えるようになります。大切なのは、批判的思考を持ちながらも、他人の意見に対しても敬意を持って対応する姿勢を教えることです。

子供の自信を育む

自分の意見をしっかりと持ち、それを表現できる子供に育てるためには、自己肯定感を高めることも不可欠です。自信を持って話すことができるようにするためには、日々の小さな成功体験を積み重ねることが必要です。

1. 小さな成功体験を積む

例えば、家族での話し合いの場や、友達との遊びの中で、自分の意見を話す機会を与え、少しずつ自信をつけていくことが大切です。親は子供の発言に対して適切なフィードバックを与え、「それは良い考えだね」と褒めたり、サポートする姿勢を持つことで、子供の自信を育むことができます。

2. 失敗を恐れない心を育てる

意見を持つということは、必ずしも常に正しい意見を持つことを意味するわけではありません。時には間違った判断や、周りと意見が対立することもありますが、それもまた成長の一部です。親としては、子供が失敗したり、他人と意見が違う時に、否定せず、前向きなフィードバックを与えることが大切です。「間違っていても大丈夫、次はどうすればいいか考えてみよう」という姿勢でサポートすることで、子供は失敗を恐れずに自分の意見を表現できるようになります。

3. 自立を促すサポート

自分の意見を持つ子供は、基本的に自立した考え方を持つ傾向があります。親が過度に干渉せず、子供に自主的に物事を考えさせる機会を与えることが大切です。例えば、学校での課題や友達とのトラブルなど、子供が自分で解決策を考えられるようなシチュエーションを与え、親はそのプロセスを見守りながらサポートするという姿勢が求められます。

社会的スキルを磨く

意見を表現するためには、他者とのコミュニケーション能力も必要です。特に小学5年生の時期は、友達や先生、親との関わり方を通じて社会的なスキルを学ぶ大切な時期です。

1. 共感力を育てる

自分の意見を持つと同時に、他者の意見や感情に共感する力も重要です。親としては、他の人の気持ちや状況を考えることの大切さを教える必要があります。「もし君がその立場だったらどう感じる?」といった問いかけをすることで、他者に対する共感力を育てることができます。

2. 積極的な対話を促す

友達や家族との会話の中で、子供が積極的に意見を述べることを奨励しましょう。家族のディナータイムや週末の家族イベントなどで、家族全員が意見を共有する時間を設けることが有効です。そこでの会話は、子供にとって意見を話す練習の場となり、自然に自分の考えを述べる力が身についていきます。


親として、子供が自分の意見を持ち、しっかりと表現できるように導くためには、家庭内でのコミュニケーションが大きな鍵を握ります。質問を促し、意見の違いを尊重し、成功体験を積ませながら、批判的思考や共感力を育てることが重要です。また、子供の自信を支え、失敗を恐れない環境を作ることで、子供はより一層、自分の考えを表現できるようになります。

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個人経営で個別指導塾 塾長を50年続けてきました。 駅前で大手がひしめく中、運営してくことの難しさと個人経営であるが故の多様な在り方を実践してこれたことへの自負とがあります。 学習塾とはどうあるべきか、親は子へどのような接し方が”理想・現実”であるのか、ここにはすべて塾長の本音を記していきます。 そして今、老年期を迎え、「楽しく生きること」への模索を綴ってます。

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