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＊偏差値の魔力
学力テストの偏差値とは、人間の様々な能力の「一部の学習能力」にフォーカスした評価でしかないことを始めに断っておきます。
他人とどんどん仲良くしていく能力とか、多くの人たちを笑わせる能力とか、リーダーシップを取れる能力とか、人には様々な能力があります。 全国規模の学力テスト（全統小）を受けて出てくる偏差値（の魔力）などというものに惑わされないようにしましょう。
親という者は、我が子かわゆさに、偏差値の魔力についつい引っかかって、喜んだり、落ち込んだりするものです。 実社会で、”プライドばかり高くて使い物にならない”と揶揄される人たちの多くは、この偏差値が高かった人たちなのです。 社会へ出て問われる能力は（学力テストの）偏差値だけで測れるようなものではないことは周知の事実です。
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＊弱点が指摘される
結果が返ってくれば、偏差値と一緒に詳しい（子供の）状況を知ることもできます。 何が得意で、何が不得意か？という詳しいデータを突き付けられます。
全国統一テストですから、客観性があると思い込み、そのテストで我が子の弱点を指摘されるわけですから、親としては「弱点補強」を最優先課題にしたくなります。
学校で受けるテストなら、簡単に１００点を取れる子でも、５０点くらいしか取れないテストなのです。 テスト結果が４０点となって帰って来るわけですから、親はショックを受けるわけです。 ４０点ですからね、弱点だらけのデータが表示されます。 これじゃ、塾に行ってすぐにでも「弱点補強」しなくちゃぁ・・となるのですが、ここには大手塾の勧誘作戦が潜んでいることを知っておきましょう。 無料で受けられるということは、”大きな落とし穴”が待ってるということです。
教育の最大の目的は、その子の得意なことをより得意にすること・・ですからね、そして、成功体験を重ね、自信をもって生きていけることです。 弱点を補強しなくてはならない・・となれば、子供が勉強嫌いになることは簡単に想像できます。 不得意なことを強いられるわけですから。
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