失敗する教育 総論

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幼児性が抜けない子> 精神年齢の成長が遅れているケースと学習能力IQが低いために起こっているケースがある。 前者の場合では、社会性は身に付けているが、いつまでたっても精神年齢が小学生高学年くらいの子供のままで、大人になりえない人もいます・・芸術家などに多くいます。 また、親から”大人”と認知されれば、親の目はいつしか自分から離れていくことを知っており、そのためにいつまでも(子が)幼児・子供を装っている可能性があります。 いずれにしても、心配には及びません。 社会性は身に着けてますから。 

後者のケースでは、学習能力が低いことが原因しており、勉強だけでなく社会性を身に付けることが遅れ、精神的自立、経済的自立にも関わってくることであり、深刻なケースもあります。 諸説(様々なデータ)はありますが、男子で5%(20人に1人)、女子では2%(50人に1人)くらいが、この領域にあり、社会的自立が難しくなります。

           

目立つ存在になりたくない> 出る釘は打たれるというか、目立つ存在になると、今の時代はネット・SNS・ラインなどでたたかれます。だから、何事にもほどほどで良い・・と考えようになります。 勉強で言えば、5段階評価で4くらいが丁度よいと考えるようになります。 能力があっても、何事にもほどほどに‥ということになり、親から見れば歯痒いことでもあります。 

現代は、”気配りの時代”とも言われ、会社であれ学校であれ、周囲への気遣いが出来なければ”空気の読めない奴”というレッテルをはられます。

”状況の悪さ”と共存しようとする子> いつまでたっても、やる気を見せず、最悪のケースでは朝になっても起きないようになり、食事もとらず、不登校へと繋がっていくこともあります。 ”状況の悪さ”と共存していくようになり、そこを安住の地とすようになります。 これは、レアなケースですが、不登校となり精神科に入院しながら(私の経営する)塾へ通ってきた生徒がいます。

やれ!と言われればやるが、言わなければ何もしない子> このようなケースはとても多く、自発的に頑張ろうとしない子です。 その原因はいくつかあって、頑張って成績をあげれば、次はもっと頑張れば上がると言われ、どんどん頑張りのレベル・バーを上げられていくことを知っており、ほどほどのところで止めておこうと考えているケースです。 また、頑張っても頑張らなくても、人生にさほど関係ない・影響しないと間違った悟りの境地に入ってしまっている場合・・周囲を見ながら、そう思ってしまったのでしょう。

 このような変な・情けない悟りの境地へ行ってしまった子へ伝えることは「例えば、部活でさ、頑張っている子と適当にさぼって気を抜いてる子がいるとすると、大会などで負けた時、頑張っている子に対しては、あの子でも負けたのだから相手が強かったということになるが、さぼっている子が負けた場合、あの子を出したから負けたということを(口には出さないが)皆で共有することになるでしょ・・」 それって、君はどう思う?と尋ねます。 そして、「社会人になっても同様なことが続き、終いには自分の居場所をなくすことになる。 これって、生きていて一番辛いことだと僕は思うけど、君はこのことをどう思う?」と尋ねることにしてます。

 

親子の相性が悪いケース> これだけはどうしようもなく、親は子を選べませんし、子も親を選べませんから。 私(塾長)が三者面談をすることがありますが、その際に、「これは親子の相性が悪い・・」と口には出しませんが思うことがあります。 こういう場合は、私と親だけで、また、私と子だけで話をするようにしてます。 親には「あの子はこういうタイプだから、このように接してください」と。 また、子には「君の親はこういう人だから、できる限り親の期待に添うようにしましょう。 なぜなら、親は君のスポンサーなのだから・・」と説得したりします。

うちの子は全く親の言うことをききません> 親子の相性が良くないケースもありますが、原因が親の側にあると思われるケースも多いのです。 「うちの子が国語力のないのは本を読まないせいでしょうか?」それはそうでしょう、親が読まない本は子も読みません。 「何度注意しても、右から左へ聞き流しているようで、直りません」同じことを説得力なく、何度も繰り返していれば、そうなります。 子のため・・とは言いながら、親の見栄のために頑張らしてるんじゃないか?と思われる節があります。 本当に自分(子)のためというのであれば、接し方が違うのではないか?という不信感を持ってる子もいます。 

評判の良い進学塾に通わせれば成績は上がる> 有名校への合格者が多い進学塾には入塾テストがあります。 そのテストにより、優秀な生徒を選抜し、優れたテキストを使い、有能な塾講師が指導に携わります。 評判の良い進学塾へ通わせれば成績は上がり、有名校へ進学できることは当然と言えば当然のことです。 優秀な子が優れた指導を受けているわけですから・・

裏を返せば、入塾テストで下位のクラスになるようであれば、また、入塾を断られるようであれば、少なくとも、中学受験には参加させない方が良いでしょう(特に、お気に入りの私立校を目指すのであれば別ですが)。 その場合は、大手の進学塾ではない補習塾に通わせることを勧めます。 公立校で受ける教育だけでは足りません。 算数であれば、割合の分野は難しく、学校の教材だけでは身に付きませんし、その子の能力にもとりますが、理解できないままになり、数学が苦手な子になってしまいます。 割合の問題でつまずく子になります。

家庭内でいろいろと問題があるので・・> 現実的に、問題・トラブルのない家庭はないに等しいので、そのような理由で子供が勉強できる環境にないんじゃないか?と心配する必要はありません。 その子が勉強するかしないかは、勉学に対する好奇心の問題であり、家庭環境とは別問題です・・真に貧しいとか暴力とかがある場合は別ですが。 

教育方針に迷っているのですが・・> これがベストだという方法論はありません、 なぜなら、子はそれそれが多様で一人一人が違うわけですから、その子に合うような接し方が望まれます。 ネガティブな言い方で誤解されては困るのですが、その子の生まれ持ったポテンシャル以上に能力を発揮することはできません(ただし、伸びしろのある子は頑張れば見違えるように成績を上げるケースもあります)。 それよりも何よりも、その子の生まれ持った能力を潰さないようにすることが肝心です。 例えば、幼少時に子が夢中になっている遊びを、親の価値観で横やりを入れ、子供の楽しさを無視して、親のこうすればよいと思う遊びに変えたりしてませんか? それでは、最も大切な子の好奇心を奪い壊してしまうことになります。 そういうことをしていると、物心が付いたおり、自主性のない、無気力な子のなってしまいます。 下手な干渉をするくらいなら、放任主義が良いという所以です。

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<総論> 公立の小学校・中学校での教育の実態について・・ 一部の公立中学などでは未来を想定した斬新な教育体制が実施されていることもあるが、これらはあくまでも一部であり、多くは”このままでよいのだろうか?”と疑問を覚えることが多い。 

偏った見地ではなく実態として言うならば、日本国籍がない人が多く住むエリアでは、学校だけでなく、様々な社会問題が存在することは事実です。 ですから、このようなエリアでの公立の小学校・中学校での教育問題は深刻であり、日本文化に適応できない親がおり、その親に育てられた多くの問題を抱えた子がおり、学校側の受け入れ態勢以前に多くの問題を抱えてます。 このような一部の地域に限らず、先ずは親の在り方・育て方の問題であり、親は子のロールモデルでもあります。 

公立の小学校・中学校での実態例ですが・・学校の勉強は読み書き・計算程度であり、授業が全く面白くない・・という生徒はいます。 それらの生徒は、上位30%程度に入ると思われ、偏差値にすれば60以上の子供たちです。 そのような子供たちが進学塾へ通えば、選りすぐりのテキストが用意されており、優秀な講師陣が授業を担当するわけですから、好奇心をかきたてられる興味深い空間が生まれることは必然ではあります。 我が子が、このような教育環境に適応できるようであれば、進学塾に通わせるでしょう。 



<後記> 塾長キャリア50年の”私”が忖度抜きに、教育現場(学校・学習塾・塾長から見た親や子供)の実態をありまま伝えるブログですので、教育現場ではタブーとなる「学習能力IQ」に関しても踏み込んだ知見を記してます。 それでも、人が生きていく上で最も大切なのは、心身ともに健康であること、人間的な誠実さであると考えます。 その上で、好奇心と忍耐力が備わっていれば更に良く、学習能力IQも良ければ?と思いますが、そこまでは、欲張りすぎかもしれません。

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偏差値60から65前後の内部進学 共感力とシステム化力 

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個人経営で個別指導塾 塾長を50年続けてきました。 駅前で大手がひしめく中、運営してくことの難しさと個人経営であるが故の多様な在り方を実践してこれたことへの自負とがあります。 学習塾とはどうあるべきか、親は子へどのような接し方が”理想・現実”であるのか、ここにはすべて塾長の本音を記していきます。

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