好奇心と忍耐力

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人生の目標がお金・地位・名誉であれば、それらを手に入れた瞬間、目標を失ってしまいます‥中には、ますます強欲になる人もいるようですが。 ところが、好奇心を抱き続けることが生きる楽しさ・歓びであれば、それらは深まり広がることはあっても、止むことはありません。 また、名誉欲・金銭欲の強いことはあまりかっこいい生き方ではありませんし、他者からも好まれませんし、尊敬される対象にもなりません。 歳をとれば、老害などと言われ、いつまでも居座っている政治家や会社役員のようなもので、世のため、社会のためにもなりません。 ただただ、迷惑な存在でしかありません。  子供にとっては、忍耐力を養うことは必須ですが、大人となれば、好きなこと仕事としていれば必然的に頑張るようになり、忍耐力は後から付いてくるものです。

好奇心には大きく分けて2種類あって、子供が(昆虫などを)初めて見るときの出会い・好奇心と、内在する欲求などで、成長期などに特に頭をもたげてくる好奇心とがあります。 問題なのは後者で、”ためが必要”であり、それまでに本や漫画などで得た前知識がストーリー化される過程で、実現化される段階を経て初めて成し得る好奇心があります。 中学生や高校生が性的好奇心を抱く過程で、わいせつ動画などから”入門”すれば、”ため”が無くなり動物のように即物的となり、知的好奇心へは繋がっていきません。 絵画などでも同様で、ネットで見る絵画と実際に美術館で観る絵画は全く別物で、ユーチューブで聴く音楽とライブとの関係も同様です。 ネットで見て知ってるだけでは真の好奇心は得られないでしょう。 

幼児が夢中になって玩具と戯れてる姿を見ることがあるでしょう。 あれこそが好奇心の始まりで、親のできることは、その好奇心を遮断しないようにすることです。 大人から見れば、より学習能力が高まる玩具を与えようとするでしょうが、子供にとっては大きなお世話であり、子供の好奇心を潰してしまう可能性があります。 親の心得として、子供が夢中になっているときは、大人が横やりを入れたり介入しないことです。


           タイトル:幼児の眼差し  

複数のおもちゃを与えれば、子供というものはその玩具をばらばらにし、別の何かに作り直そうとします。 そこに創造力というものが生まれ、何か新たなものが出来上がれば(子供にとっては)達成感があり、また何かを作ろうと頑張るようになります。 その頑張りの中に「忍耐力」が伴ってきます。 ・・この場合、子供が新たに制作した”作品”を褒めてあげてください。 ますます、頑張るようになり、好奇心旺盛となり、同時に忍耐力も養われていくでしょう。 

特に、ひとりっ子だったりすれば、あれが欲しい、これが欲しいと言われば、次から次へと買え与えてしまう。 それは悪い例で、ただ、わがままな子にしてまうだけです。 ある程度の量の玩具を与えれば、それらを壊してしまったり分解して、新たな玩具を模索するようになります。 そこに創造力というものが養われるわけです。 

できれば、玩具は木製のものが良いでしょう。 壊して新たなものを制作するにしても、接着剤程度があれば十分なわけで、危険がなく安全です。 プラモデルというのは壊せばバラバラになり、組み合わせて別の何かを作ろうとすれば制作が困難です。 金具や金属でできたもは、手を切ったりしますので危険なので、止めたほうが良いでしょう。

     

       Photo: Paris のサロン 2019年に展示会開催場所

絵の具やクレヨンを買い与えるときは、12色程度の(100均ではなく)文房具屋さんで買い求めることが無難です。 絵具やクレヨンは子供が舐めってしまったり、食べたりすることがありますが、顔料が毒性のないものである必要があります。100均では何が含まれているか分かりませんから、子供が手にするもの、クリにするようなものができる限り、正規の文房具屋さんから手に入れるようにしましょう。 

絵具クレヨンなど全般に言えることですが、日本画に使われる顔料は別として、ほとんど共通するものが使われてます。 例えば、顔料を水でこねて固めれば(ソフトパステル)チョークであり、液体状にすれば水彩絵の具です。 また、顔料を油性でコネ固めればクレヨンで、液体状でチューブへ入れれば油彩絵の具です。 注意点は、子供が手に入れるような12色セットのものであれば毒性のある顔料が含まれておらず、プロ用であれば、中には毒性があるものも含まれます。 

室内でお絵描きをした子であれば、それを子供に好きなだけさせておけば良いことで、基本、子供好きなようにさせておくこと。 いつも一人でばかり遊んでいる子は協調性が亡くなるようで心配する親もいますが、その子にとっては、外に出て皆と遊ぶよりは一人でお絵描きするほうが好きなわけですから、好奇心が養われるためには子供がしたいようにさせとくことが基本です。 ここでも、親の判断で、”横やり”を入れないようにしましょう。

         Photo : パリの裏通り 北駅周辺

これまでの教育では、群れを成したり協調することが重要と考えられてきました、これからは、周り気にせず、ひとりで(孤独に)忍耐強く頑張れるような人材がむしろ求められるようになってきました。 一つのプロジェクトをこなすためには多くの人を必要とせず、機械やAIをこなせればよいわけで、人対人の関係性は薄まってきているということが現状だからです。 それと、流行り病以降、自宅での済ませられる仕事も多く、ズームでやり取りできる程度の最低限のことが出来れよいわけで、他者とのコミュを必要としないケースも多くあります。 

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個人経営で個別指導塾 塾長を50年続けてきました。 駅前で大手がひしめく中、運営してくことの難しさと個人経営であるが故の多様な在り方を実践してこれたことへの自負とがあります。 学習塾とはどうあるべきか、親は子へどのような接し方が”理想・現実”であるのか、ここにはすべて塾長の本音を記していきます。

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