[ 子育て相談箱 ] 父親と息子のゲーム対決、これがコミュと言えるか?

「父親と息子のゲーム対決がコミュニケーションと言えるか?」という問いは、多くの親御さんが感じる疑問かもしれません。現代では、ゲームが子どもたちにとって大きな娯楽であり、父親と息子が一緒にゲームをすることで、会話や接点が生まれることも事実です。しかし、これが本当に良い親子のコミュニケーションと言えるのかを考える際には、少し広い視野で捉えることが重要です。

ゲームを通じた親子のつながり
ゲームは単なる娯楽ではなく、時には戦略や協力、競争を通じてお互いを理解し合う機会にもなります。例えば、父親と息子が一緒に協力してゲームのステージをクリアすることで、協調性や共通の目標に向かう姿勢を学ぶことができるでしょう。また、勝ち負けにこだわるのではなく、ゲームを楽しむ姿勢を共有することができれば、自然な形でコミュニケーションが生まれます。

重要なのはバランス
しかし、ゲームだけがコミュニケーションの手段になることは避けるべきです。ゲームの世界でのつながりは楽しいですが、それだけでは親子の絆が深まるわけではありません。ゲーム以外の時間でも、息子が何を感じ、どんなことを考えているのかを知るためには、日常の会話や共に過ごす時間が大切です。ゲーム対決が終わった後に、そのゲーム内容について会話を広げることや、ゲーム外の興味についても話を聞くことが大切です。

コミュニケーションの質を高めるために
ゲームが親子の関係にプラスとなるかどうかは、接し方次第です。以下のポイントを意識することで、ゲームを通じてより良いコミュニケーションが築けるでしょう。

  1. 共感を大切にする
     ゲーム中でも、息子が喜んだり悔しがったりする気持ちに共感し、言葉でそれを伝えることが大切です。ゲームがただの対決になってしまうと、親子間の会話が乏しくなるので、お互いの気持ちを尊重し合いながら進めましょう。
  2. 対話を忘れない
     ゲーム中だけでなく、ゲームの合間や終了後にも会話を楽しむことが重要です。ゲームで感じたことや、他に興味があることについて話す機会を作りましょう。
  3. ゲーム以外の活動も取り入れる
     ゲームが親子の楽しみの一環であるなら、それは素晴らしいことです。ただし、ゲーム以外の活動(スポーツ、趣味、家族での外出など)も取り入れて、より多様なコミュニケーションの場を設けることが理想的です。

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父親と息子のゲーム対決は、単なる遊びではなく、親子の絆を深める絶好のチャンスです。ゲームという共通の活動を通じて、競い合いながらもお互いの感情や思考を共有することができ、コミュニケーションが活性化されます。しかし、そのためにはただ対決するだけではなく、いくつかの工夫が必要です。ここでは、父と息子のゲーム対決を親子の大切なコミュニケーションにするための具体的な秘策を紹介します。

1. 「勝ち負け」にこだわりすぎない

ゲームは勝ち負けがあるため、つい競争心が強くなりがちですが、親子の対決で重要なのは「共に楽しむ」ということ。父親が勝ってばかりだと息子がやる気を失ったり、逆に負け続けると父親が子供に引き離されてしまうかもしれません。そのため、結果よりも一緒に時間を過ごすことや、ゲーム内でのコミュニケーションを重視しましょう。

解決策: ゲームの結果にこだわるのではなく、プレイ中に面白かったシーンや良いプレイを褒め合うことで、競争よりも協力する雰囲気を作り出します。また、負けた方が次のゲームで有利になるようなハンディキャップを付けるなど、ルールに工夫を加えるのも効果的です。

2. お互いの得意なゲームを持ち寄る

ゲームには多くのジャンルがあり、得意分野は人それぞれ異なります。息子が得意とするアクションゲームやスポーツゲームに加え、父親の世代が楽しんだパズルゲームやレトロゲームを一緒にプレイすることで、親子それぞれの得意分野で勝負ができます。これにより、互いに新しい発見をしながら、より深いコミュニケーションが生まれます。

解決策: 月ごとにテーマを決めて、異なるジャンルのゲームに挑戦するのも良い方法です。たとえば、今月は「レトロゲーム月間」、来月は「新作アクションゲーム月間」など、飽きずにゲームを続けるための工夫が親子の会話のネタにもなります。

3. ゲーム対決の「反省会」を設ける

ゲーム終了後にその日のプレイを振り返り、どこが楽しかったのか、どうすればもっと上手くなれるかを話し合う「反省会」を設けるのも効果的です。この時間を使って、ゲームだけでなくお互いの日常の出来事や感じていることについて話すことで、自然な形で親子のコミュニケーションが深まります。

解決策: 反省会を楽しくするために、ゲームプレイ中のハイライトを一緒に見返したり、ユーモラスな失敗シーンを共有することで笑い合う時間を作りましょう。こうした時間が、ゲームを超えた親子の絆を強化します。

4. 協力プレイで一緒に目標を達成する

対戦ではなく、協力してゲーム内の目標を達成する「協力プレイ」も、親子の絆を深める方法です。共通の敵を倒したり、難関を突破したりする過程で自然とチームワークが育まれ、お互いをサポートし合う経験が得られます。このような協力型のプレイは、日常生活でも一緒に困難を乗り越えるための良い練習にもなります。

解決策: 協力プレイのゲームを定期的に取り入れ、クリアするたびに「達成感」を共有しましょう。例えば、「毎週末に一緒にゲーム内で新しいミッションをクリアする」などの目標を設定することで、長期的なプロジェクトとして楽しめます。

5. 親子ゲームの「ルール」を作る

家庭内でのゲーム対決に特別なルールを作ると、さらに楽しいイベントになります。例えば、「勝者は次回のおやつを選ぶ権利を得る」「負けた人が次のゲームで指名したハンディキャップを受ける」など、ゲームを通じた小さな特典を設けることで、より盛り上がることができます。

解決策: 親子でゲームのルールブックを作り、対戦ごとに新しいルールを追加していくのも面白いです。ルールはゲームの進行に合わせて自由に変更できるので、家族オリジナルの「親子ゲーム大会」を作り上げることができます。

6. リアルイベントとしての「ゲームの日」

定期的に「ゲームの日」を設けて、親子でゲームに集中する時間を作ることも重要です。この日はゲームだけでなく、ゲームに関連したトークやお互いの攻略法について話すなど、ゲームを通じてお互いをより知る機会を設けます。親がゲームに積極的に関わることで、子供は「自分の趣味に興味を持ってくれている」と感じ、信頼関係がさらに強くなります。

解決策: 例えば、月に一度「親子ゲームデー」を設け、その日にだけ使う特別なお菓子やドリンクを用意して、家族イベントとして盛り上げる工夫も効果的です。ゲームと食べ物を一緒に楽しむことで、さらに楽しい時間が過ごせます。

まとめ

父親と息子のゲーム対決は、単なる娯楽にとどまらず、親子の絆を強化するための重要なコミュニケーションツールです。勝敗にこだわらず、楽しみながらお互いの成長を支え合う姿勢が大切です。定期的にゲームを楽しむ時間を作り、ゲームの中での交流が親子の関係を深める大切な時間となるよう、工夫していきましょう。

小学生の子供を持つ親御様へ

*ゲームにハマって、勉強には興味を示さない子供が増えてます。

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SNSでのトラブル、小6女子

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スポーツクラブに所属、習い事で、勉強する時間も体力もない子供もいます。

父親の影響もあって、サッカーにしか興味がありません

サッカークラブに属し、勉強時間がない

生徒会などには積極的だが、肝心の勉強が疎かになる

モノ作りが好きで、受験には興味がない

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投稿者:

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個人経営で個別指導塾 塾長を50年続けてきました。 駅前で大手がひしめく中、運営してくことの難しさと個人経営であるが故の多様な在り方を実践してこれたことへの自負とがあります。 学習塾とはどうあるべきか、親は子へどのような接し方が”理想・現実”であるのか、ここにはすべて塾長の本音を記していきます。 そして今、老年期を迎え、「楽しく生きること」への模索を綴ってます。

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