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*学校で学ぶ国語と受験の国語は違う *読書すれば、国語の点数は上がる? *読み込むよりは解く力を上げる *作者の想いや考えではなく、出題者の意図することを読み解く *漢字の知識は重要です *小説の読み方は、歴史の勉強と似ている
国語力はなくても、受験の国語は高得点できる
*学校で学ぶ国語と受験の国語は違う 学校では、価値観の多様性や世界観が広がるような授業をしますが、受験の国語では「次の(1)から(5)までの中から、正しいと思われるのを選びなさい」という設問です。 ですから、たくさん読書をしたからといって、すぐに国語の成績が上がるというようなものではありません。 「・・選びなさい」という設問の対策には、選び方を学ぶことから始めます。 ・・これらは、読書量ではなく、受験テクニックですから、短期間で得点力アップが見込めます。
*読書すれば、国語の点数は上がる? 読書すれば、国語の点数は上がりますが、それにはかなりの時間を要し、読書嫌いの子にとっては”絶望的な対策”になりかねません。 そもそも、読書とは言っても、そのほとんどは小説ですよね、実際に出題される問題は論説文であったり、比較文化、自然科学や随筆、詩などになります。 小説を読むことから学べるのは、ある種の”感情移入”なので、文章を論理だてて読む習慣(トレーニング)にはなりません。 ・・という理由で、読書をしても、なかなか国語の得点力には結び付きません。
*読み込むよりは解く力を上げる しっかり読み込んで”鑑賞”するのではなく、論理的に分析し把握することが大切です。 ですから、受験の国語は算数の文章題を読み込むことに似てます。 理数系志望(システム化脳)なので、国語が苦手でもしょうがない・・という認識は間違ってます。 算数・数学には解き方がありますが、国語にも同様な解き方があることを知っておきましょう。
*作者の想いや考えではなく、出題者の意図することを読み解く 作者が何を考えて文章を綴っているか?は分かるはずもなく、答えは無数・無限にあることになります。 でも、出題者が何を応えさせたいか?と考えれば、自ずと答えは限定されてきます。 ですから、作者の側に立つのではなく、出題者の意図を汲んで問題に取り組むようにしましょう。 ・・このことは、数学の図形の問題に取り組む姿勢と似てます。 達観して、目線を少し離して、遠目から見ていると糸口が掴めることがありますね。
*漢字の知識は重要です 読めない漢字・熟語・語彙などはしっかり意味を調べ、書けるよな習慣をつけましょう。 「絶対」と「相対」とか、対義語を上げた資料がありますから、それらをしっかり勉強しましょう。 例えば、「具体的」と「抽象的」という対義語がありますが、「具体的」とは「個々の例を挙げながら・・」ということは誰でも知っていることですが、「抽象的」といわれると「具体性にかけ、ぼんやりとした事象」と捉えがちですが、「個々の事物の本質・共通の属性を抜き出して、一般的な概念をとらえるさま・・」という意味です。 ピカソの絵画を観る時、「抽象画」という言われ方をしますから、「具体性にかけ、訳の分からない、ぼんやりとした事象」と考えてしまうのでしょう。 ピカソはキャンバスに「物事の本質・共通する属性」を見事に創造しているのです・・と言う風に捉えれば、少しはピカソに関する理解が深まると思います。
*小説の読み方は、歴史の勉強と似ている 歴史の勉強の面白さは、社会が荒廃していく(原因)ことから始まり、一揆(きっかけ)を経て、社会体制(結果)が代わっていく様が面白いわけですね。 小説(映画)は悲しみの原因となるトラブルから始まり、とあることがきっかけで、物事は好転していく様子が語られてます。 っで、受験の国語では、「何がきっかけとなっているか?」を問う問題が多く出題されます。 原因→きっかけ→結果 という流れなっていることが多いことを知っておきましょう。
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