構図を決める前に、空気を感じる。

構図は写真を整えるが、空気は写真に命を吹き込む。線や形の美しさだけを追いかけても、その場に流れる温度や気配までは写らない。風の向き、光のやわらかさ、人の呼吸、沈黙の深さ――まずその場の空気に身を委ねてみる。すると、構図は頭で組み立てるものではなく、その空間が自然に教えてくれるものとなる。写真は目で作る前に、心と身体で受け取る芸術なのである。

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私は東京生まれ、東京育ち、写真家。

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