
シャッターを切った瞬間、あるいは額装を終えたとき、作品はひとつの形として完成する。しかし、その物語はそこで終わらない。一枚の写真は、見る人それぞれの記憶や感情、人生と出会うことで、新しい意味を宿し始める。同じ作品でも、受け取る心によって見える世界は異なる。だから作品は、作者の手を離れたあと、見る人の心の中で何度でも新しく生まれ変わるのである。
この撮影をした時のモデルの年齢は18歳だった。 撮影後に気付いたことだが、18歳とは言っても、彼女は高3生だった。黒の布を羽織ってはいるが、その下は何も着ていなかったかもしれない。10年以上も前のことなので、定かな記憶はない。