一枚ごとに、自分の固定観念を一つ手放す。

写真は、被写体を知るための道具である前に、自分自身を知るための鏡でもある。「美しさとは何か」「良い写真とは何か」という思い込みは、知らないうちに視野を狭めてしまう。一枚撮るたびに、その固定観念をひとつ手放してみる。すると、これまで見過ごしていた表情や光、そして人の本当の魅力が、静かに姿を現し始める。

私がカメラを握ったのは60歳になってからだ。 その年になると、記憶力は著しく衰える。いくら頑張って撮ろうが学ぼうが、固定観念は身に付かない、どころか、最低限の技術を身に付けるだけで精いっぱいなのだ。歳をとって何かを始めるってことは悪いことばかりじゃない、固定観念が身に付かい‥と言う意味では歓迎できる年齢なのです。

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xs136481

私は東京生まれ、東京育ち、写真家。

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