写真家が主役になった瞬間、写真は少しだけ嘘になる。

写真は、撮る人の感性によって生まれる芸術である。しかし、写真家が自分を表現しようとする気持ちばかりが前に出ると、被写体はその陰に隠れてしまう。人物写真の主役は、あくまでもレンズの前に立つ人であり、その人が歩んできた人生である。写真家は、その魅力を引き出す案内人であって、舞台の中心に立つ存在ではない。私が心掛けているのは、自分の技術を見せることではなく、被写体が自然に語り始める瞬間を静かに支えることだ。そのとき初めて、一枚の写真は飾りのない真実に近づいていくのだと思う。

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私は東京生まれ、東京育ちで、教育関係の仕事をしながら写真家としても活動しています。 20歳で絵画を始め、15年前から写真表現に取り組んでいます。写真は独学で学びましたが、その表現の根底には、幼少期から親しんできた浮世絵の美意識があります。また、Sandro Botticelli や Pablo Picasso の作品からも多くを学びました。 特に、Rembrandt Harmenszoon van Rijn が生み出した光と影の表現は、私の写真における構図や空間表現に大きな影響を与えています。絵画的な視点を大切にしながら、人間の美しさや存在感を写真で表現することを目指しています。

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