
撮影が始まったばかりの頃は、撮る人にも撮られる人にも少しの緊張がある。しかし、言葉を交わし、沈黙を共有し、互いを信じ合う時間を重ねるうちに、その緊張は自然とほどけていく。そして、呼吸の速さまでが静かに重なったとき、カメラの存在さえ意識しなくなる。その瞬間に生まれる表情は、演出では決して作れない。本当に良い撮影とは、一枚を得ることではなく、二人の心と時間が同じリズムで流れる、そのかけがえのないひとときなのである。
このモデルさんとのセッションは一度きりでしたが、普段のやたらシャッターを切り続ける僕じゃなくて、モデルさんとの呼吸が重なるというか、初対面なのにずっと以前から知り合いであったような・・(私の方に)これまでになかった安心感がありました。